実務で使えるExcel入門セミナー 関数のエラーメッセージを印刷しないための方法です

Excelは主に、大量のデータを集計するために使いますが、集計した結果をプリントアウトして資料にすることもあります。その際、関数のエラーメッセージまでプリントしてしまうと、ちょっと見た目がうるさいです。Excelシートをプリントするときは、エラーメッセージを印刷しないようにしましょう。

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エラーメッセージはありがたいけど、見た目がちょっと…

Excelで関数を使って集計していると、

 

スクリーンショット 2015 11 02 20 14 52

 

 
このようにエラーメッセージが出ることがあります。

 
エラーの有無の確認と、その修正のためには、このメッセージもにも大きな意味がありますが、 
この状態で紙に印刷されたものを資料として渡されると、渡された方は読む気が削がれますよね。

 
なので、Excelシートを資料として他の人に見てもらう場合は、関数のエラーを表示させないようにしましょう。

 

 

 

「IF関数&ISERROR関数」を使う

具体的に、関数のエラーメッセージを表示させない方法を見ていきましょう。 
まずは、「IF関数&ISERROR関数」を使う方法です。

 
少し難しいですが、慣れれば使いやすい組み合わせの関数ですので、1つ1つの関数の役割を整理して理解していきましょう。

 

 

ISERROR関数

「ISERROR関数」は、入力した関数エラーがないかどうかを判定してくれる関数です。

 
・エラーがあればTRUE(=正しい)
 
・エラーがなければFALSE(=誤り)

 
と表示されます。

 
具体的に見てみましょう。

 
Excelシートに「3÷0」の計算式を入力します。

 
スクリーンショット 2015 11 02 20 33 42
 
(「B14」セルに”3”、「C14」セルに”0”と入力しているので、「=B14/C14」が「3÷0」になる)

 

 
その結果がどうなるかというと、

 
スクリーンショット 2015 11 02 20 36 49

 

 
割る数が「0」の”割り算”は成立しないので、「#DIV/0!」のエラーメッセージが出てきます。

 
この、「3÷0」の式を「ISERROR関数」を使って判定してみましょう。 
「ISERROR関数」は「=ISERROR」に続けて、”判定したい式”や”関数”を入力すればOKです。

 

スクリーンショット 2015 11 02 20 42 14

 

 

その結果がどうなるかというと、

 

スクリーンショット 2015 11 02 20 44 48

 

 

「3÷0」はエラーなので”TRUE”と表示されます。 
これが、ISERROR関数による判定の結果です。

 
ちなみに、「3÷0」ではなく「3÷3」を判定してみると、

 

スクリーンショット 2015 11 02 20 46 51

 

 
スクリーンショット 2015 11 02 20 48 19

 

 
「3÷3」にエラーはないので、判定結果は”FALSE”と表示されます。

 

 
繰り返しになりますが、判定結果が、

 
・エラーがあればTRUE(=正しい)
 
・エラーがなければFALSE(=誤り)

 
になることを理解しましょう。

 

 

IF関数

IF関数は、使い慣れている方も多いので簡単に説明します。

 
IF関数は、次の3つの要素で構成されています。

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 01 22

 

 

たとえば、「3÷3=1」と言う式を「①条件式」にして、
 
「②正しい時の表示内容」を「” ”」にします。 
Excel関数で「” ”」は空欄を意味します、つまり、「何も表示させない」ということです。
 
そして「③誤っているときの表示内容」は「”×”」にします。

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 10 50 
(B14セルが「3」、C14セルも「3」なので、「B14/C14=1」は「3/3=1」の意味)

 

 

その結果がどうなるかというと、

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 12 15

 

 

条件式(3/3=1)は正しいので、条件式が正しい時の表示内容である空欄(” ”)になります。

 
これがIF関数です。

 

 

「IF関数&ISERROR関数」の組み合わせ

IF関数とISERROR関数を組み合わせて使います。 
もう一度、目的を確認しておきますが、これからやろうとしているのは、

 
「関数にエラーがある時に、エラーメッセージを表示させない

 
ことです。

 
この目的のために「IF関数」と「ISERROR関数」を組み合わせようとしていることを確認して下さい。

 
それを踏まえて、「IF関数」と「ISERROR関数」をどのように組み合わせるかというと、

 

ISERROR関数の式を、IF関数の「①条件式」として使うようにします。

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 25 41

 

 

そして「ISERROR関数」の判定結果は、

 
・エラーがあればTRUE(=正しい)
 
・エラーがなければFALSE(=誤り)

 
ですから、目的である「関数にエラーがある時に、エラーメッセージを表示させない」ためには、

 
ISERROR関数の判定が、

・「TRUE(=正しい)」の時に、空欄 

 
・「FALSE(=誤り)」の時に、元の式

 
を表示するようにすればOK。

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 39 02

 

 

この式に従って、実際に入力してみます。

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 43 06

 

 

結果は、

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 46 42

 

 
B14/C14(=3/0)はエラーなので、セルは空欄になりました。

 

 
なお、「③条件式が誤っている時の表示内容」を「元の式」としましたが、これは、「ISERROR関数」で判定した式にエラーがなければ、その式の計算結果を表示させるという意味です。

 
「B14/C14」を「3/3」になるようにして結果を見てみると、

 

スクリーンショット 2015 11 02 21 50 50

 

 

こうなります。

 
これで、関数にエラーがあってもエラーメッセージが表示されず、 
このままプリントアウトすることができます。

 

 

 

「ISERROR関数」&「条件付き書式」

「ISERROR関数」と「条件付き書式」を組み合わせる方法もあります。

 
関数を入力するセルに「条件付き書式」を使って、

 
「ISERROR関数」の判定がTRUEの時は、フォントを

 
にするように設定するのです。

 
これなら、関数のエラーメッセージが白になるので、結果的にエラーメッセージが見えなくなります。

 
具体的に見てみましょう。

 

スクリーンショット 2015 11 02 22 00 10

 
D14セルに「B14/C14(=3/0)」と入力した結果、「#DIV/0!」のエラーメッセージが出ています。

 
D14セルを指定して、「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックしてリストを開いて、「新しいルール」をクリック。

 

スクリーンショット 2015 11 02 22 02 35

 

 

「新しい書式ルール」画面が開くので、「数式を使用して書式設定するセルを決定」を選び、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の欄にカーソルを合わせます。

 

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「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に、「B14/C14(=3/0)」を判定する「ISERROR関数」を入力します。

 

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(「=ISERROR(B14/C14)」を入力)

 

 

次に、「書式」をクリックすると「セルの書式設定」画面が開くので、「フォント」タブにある「色」から白を選んで「OK」ボタンをクリック。

 
スクリーンショット 2015 11 02 22 12 51

 

 

これで、「=ISERROR(B14/C14)」が”TRUE”(=式に誤りがある)の時の書式が設定されました。

 
結果を見てみると、

 

スクリーンショット 2015 11 02 22 18 09

 

 

「#DIV/0!」と表示されていますが、フォントの色を白にしているため空欄のよう見えているだけです。

 
この方法でもエラーメッセージを表示させないようにすることができます。

 

 

 

まとめ

関数を含んだExcelシートを資料としてプリントアウトする場合は、資料を読みやすくするために、関数のエラーメッセージまで印刷されないようにしておきましょう。 
2つの方法が考えられますが、関数の組み合わせだけで対応できる「ISERROR関数」&「IF関数」で処理するのがオススメです。
 

おまけ

「チェルシーvsリバプール」戦は面白い試合でしたが、チェルシーの元気のなさが気になりますね。 
モウリーニョの求心力がかなり落ちてきているような。