データ分析でやっていること

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職業柄、データ、特に会社の数字を扱うことが多いですが、そこでどんな事を見ているかを、考えてみます。

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データの持つ説得力を実感

以前は数字を扱うのが好きではありませんでした。

 
データの分析って、データを揃えるまでが大変で、結論は一瞬で出てしまうんですよね。

 
なので、「時間と労力に見合うだけの喜びがないなぁ」と思っていて、あまり気の進まない作業だったのです。

 
ただ、監査の仕事をしているときに、その考えが変わりました。

 
監査では、自分が担当している勘定科目に不正や誤りがないかについて、結論と理由を書かなければいけないのですが、

 
その理由を説明するときに、客観性のある数字のデータがあると、中身をレビューする人達(会計士の先輩である上司ですね)に対して、強い説得力を持たせることができるのです。

 
会計士は数字に強い人達ですから、反対に、信頼のおける数字であると判断すると、それを素直に受け入れる傾向にあるんですね。

 
たくさんの言葉よりも、客観性の高いデータの方が、人を説得する力があることを、学んだ瞬間でもありました。

 
そこからは、データが持つ説得力の強さを意識して、可能な限りデータを入れてレポートを作るようになりましたし、

 
データを揃える作業も、楽しくはありませんが意義のあるものだと感じられるようになったのです。

 

 

 

「表」+「グラフ」で”事実”と”トレンド”をつかむ

データを使って何に役立てているかというと、大きくは「事実を知ること」と、「トレンド(大きな流れ)をつかむこと」。

 
たとえば、「大きな会社」と言われて、どんな会社をイメージされるでしょうか。

 
身近にある製品やサービスを提供している会社のことを思い浮かべるかもしれません。

 
たとえば、「ネット通販でお馴染み」と言えば「楽天」と「amazon」。

 
「どちらも大きい会社なんだろう」というイメージはあると思いますが、 
「どれくらい大きいの?」と言われたら、答えに困るのではないでしょうか。

 
何をもって大きいとするかは議論がありますが、取引規模の大きさの指標にある「売上高」で言うと、2014年の「楽天」の売上は、約6,000億円。

 

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(出典:楽天株式会社 第18期有価証券報告書)

 
では、「amazon」の売上がどうだったかというと、約890億ドル

 
日本円に換算すると、約11兆円です。

 

スクリーンショット 2015 07 19 16 20 50

 
(出典:amazon.com 2014 annual report)

 
何となくイメージしていた、”大きい”の規模も、データを使えば、より具体的な事実として把握することができます。

 
データが役立つ理由の一つは、このような、思い込みやあやふやなイメージを正して、事実を把握できるところにあります。

 
事実を把握する以外に、その事実を時系列に並べることによって、大きなトレンドを把握することができるのも、データの役立ちの一つ。

 
トレンドと言っても、難しいことではなくて、増えているか減っているか、変化がないのか、といった大まかな傾向をつかむだけでも意味があって、

 
たとえば、経費の分析をする際でも、

 
全体のトレンドが分かれば、「経費が膨らんだのが、どのタイミングだったか」を把握して、そこで何が起こったかを調べることをきっかけにして、経費削減策を考えるなど、

 
複数期間の変動をつかむことで、様々な発見があります。

 
こうした、「事実」と「トレンド」の把握には、数字を使った””と視覚的に訴える”グラフ”を使うのがオススメ。

 
言葉を重ねるよりも、

 
表にある正確な数字で「事実」を、

 
グラフの変化を視覚に訴えることで「トレンド」を、

 
把握するのが、より簡単で実感を伴った理解につながるように思います。

 
ですので、私が税務顧問や経理コンサルティングなどのお客様に、財務分析の結果をお伝えするときには、必ず、両方を使うようにしています。

 
言葉だけの説明だと、抽象的で説得力が落ちてしまうので、直感的に理解していただけるような、表とグラフの方が、会計や税務の数字の説明には向いていると考えているからです。

 

 

 

「事実」と「トレンド」で将来に備える

「事実」と「トレンド」が分かると、ある程度将来の予測ができます。

 
もちろん、将来には何が起こるか分かりませんから、完璧な予測などは不可能ですが、一方で、将来は過去からの延長でもあるので、大まかな予測は可能です。

 
つまり、データを集めて分析を進めると、

 
「事実の把握」→「トレンドの把握」→「将来の予測」

 
へと広げられることですね。

 
そして、将来の予測ができると、今度は将来のリスクに備えた準備も可能になります。

 
税金の支払額の予測や、資金繰りの予測などは、まさにデータを元にした将来の予測で、会計・税務の実務の現場でもよく出てきますし、有用性も高いです。

 
こうした将来の予測によって、今、打てる手を打って将来に備えるのは、データ分析の究極の目的と言えるかもしれません。

 
過去の事実をいくら知ったところで、その事実を変えることはできませんが、それを将来に役立てられれば、それこそが本当の意味で「データを使う」ということになるからです。

 
私も、データの分析を正確に行うことは当然ですが、それだけでなく、将来に備えた準備に使えるデータとして役立てられるようにしようと、考えています。

 

 

 

まとめ

データの分析は「事実」と「トレンド」を把握するのに役立ちます。
 
また、「事実」と「トレンド」は、直感的に把握できる「表」と「グラフ」を使うと、効果的に伝わります。
 

おまけ

愛媛FCは、ホームで水戸ホーリーホックに敗戦(同程度の予算規模のクラブに、ダブルを喫するのは正直イタい)。 
ただ、ここ数試合は何もできないままに、引き分け、敗戦、と続いていましたが、良い時間が少し出てきたのも事実。 
ケガでメンバーが入れ替わる苦しい状況ですが、今のチームなら、全員で団結して壁を乗り越えていけると思うので、課題を一つずつ克服して調子を取り戻したいですね。 

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