気持ち良く走るには、しっかりとした準備が必要です。走り始めてから15分程度は、その日のランを快適にするための準備の時間とも言えます。
ゆっくりしたペースでスタート その間にいくつかの準備もしておきます
ランのスタートは軽いジョグからです。
(ストレッチや準備体操などは、屋内で済ませていると考えて下さい)
ペースを上げる前の短い時間に、いくつかの準備をします。
コンディションの確認
その日の調子を確認します。
ゆっくりしたペースで走りながら、前身に意識を向けます。
痛みがないか、胃やお腹の調子、腕の振り、体温の上がり具合、など、を確かめつつ、その日、どのくらいのペースで走るかを判断していきます。
この後、どの程度ペースを上げるかを見積もるためにも、コンディションの確認は必ず行います。
コースの決定
その日の調子が掴めたら、コースを決めます。
最初から決めておく方が多いと思いますが、私は、その日の調子によって距離を変えたいので、走り始めてから決めています。
ネット上の地図で距離を計測した、5つくらいのコースを準備していて、その中から、その日の調子と、飽きていないか、などを考えて決めています。
たまに、コースを決めずに走ることもありますが、その時は上手くいかないことが多いです。
温度調整
天気予報で一応の情報は得ていますが、日差しや風などの影響で、どれくらい暑さを感じるかは、実際に走ってみなければ分かりません。
真冬にはしっかり防寒しますが、日によっては、それが暑く感じる時もあります。
そこで、その日の暑さに応じてウェアを調整します。
もちろん、中に着込んでいるものはどうしようもないので、アームカバー、ネックウォーマー、手袋の着脱などで調整します。
(アームカバーとネックウォーマー。冬の必需品ですが、暑すぎる時は外して対応します)
選曲
集中力を切らさないために、音楽を聴いて走ります。
その日の気分にあった曲を聴きたいので、プレイリストを選ぶのは、コンディションを確認するウォームアップの時です。
もちろん、安全が第一ですから、周りの音が遮られないように、ボリュームは小さく、また、スマホを操作する時には、道ばたに止まってからです。
準備ができたら、いよいよペースを上げていきますが、あまり焦らないことが大事です。
最初の15分くらいはウォームアップのつもりでじっくりと
コンディションが良いと感じる日は、ついつい早めにペースを上げてしまいます。
その日は、気持ち良く最後まで走ることができると思いますが、問題は翌日以降です。
調子が良いと、体が温まる前に、ペースを上げてしまうために、いつも以上に負荷がかかっていることが多いです。
そうなると、コンディションを安定させることが難しく、気持ち良く走れる日と、そうでない日の差が大きくなり、走ることが気持ちの良いことではなくなってしまいます。
そうならないために、最初の15分くらいをウォームアップと位置づけて、あまりペースを上げずに走ることが大切です。
調子が良いと、どんどんペースを上げたくなってしまいますが、明日以降を気持ち良く走るために、序盤は少しだけ我慢しましょう。
まとめ
走り始めて最初の15分くらいは、その日の調子を確かめる時間です。
はやる気持ちを抑えながら、しっかりと準備をして、少しずつペースを上げるようにしていきましょう。
<おまけ>
明日は東京マラソンですね。
エントリーされている皆さん、待ちに待った大会です。
最後まで楽しんで走って下さいね!