「教科書」を実践に落とし込むのは結構タイヘン 「分析」&「解説」のサポートがあると効果が高くなります

「7月6日は公認会計士の日!」と、一般的には全く知られていない記念日のことを口走ってみましたが、特別講演会があるということなので行ってみることに。ゲストスピーカーは、星野リゾートの星野佳路さんでした。

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「課題解決のヒントは、教科書から」 でも、教科書を使いこなすのはタイヘン

星野佳路さんは……、

 
もう、あまりに有名な方なので、改めてご紹介するまでもないと思います。詳細は「カンブリア宮殿」か「仕事の流儀」にお任せするとして、今回は、講演の中で触れられていたことについて。

 
「経営立て直しの戦略」のようなお話も面白かったのですが、それ以上に興味深かったのが「困ったときにどうするか」というお話。

 
星野さんの答えはシンプルで「教科書に学んで、実行する」と言うことでした。

 
ご自身が、星野リゾートの経営を立て直す際に採った戦略を例に挙げて、

 
「自分の直感に自信がない。だから、(戦略論の教科書と言える)マイケル・ポーター著『競争の戦略』に書かれてあることを実行に移した」

 
というお話をされていました。

 

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(星野さんの著書ではありませんが、こんな本も出ています)

 
これを聞いて、私も、

 
「おー、そうか。愚者は自分の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶって言うしな。よし、帰りに教科書いっぱい買って帰ろう。」

 
なんて思ったのですが、よくよく考えてみると「教科書に書かれてあることを実行する」って結構難しいんですよね。

 
たとえば、数学の教科書を考えてみます。 
教科書に出てくるのは、公式や定理、それから、公式や定理をそのまま使えば簡単に解けるような練習問題くらいです。

 
実際の入試や定期試験に出てくる問題を、この教科書の内容だけを元にして回答しようとするとどうでしょうか。

 
「一部は回答できるけど、満足に回答できない問題が、かなり出てくるだろう」と言うのは、これまで試験を受けてきた経験から、何となく想像できるのではないでしょうか。

 
そして、「同じ教科書、同じ先生に習ったにもかかわらず、同じ点数にはならない」と言うのは、皆さんが実際に経験されてきたことだと思います。

 
つまり、「教科書から理解できること」さらには「理解した内容を実行すること」については、

 
その程度に大きな個人差がある

 
ということです。

 
星野さんと同じレベルで、教科書から学び、実行するのは、簡単ではないでしょう。

 
「それなら、教科書なんて意味がないじゃないの」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

 
教科書は、たくさんの経験の中から、正しいと言えることを集積してきた、”知恵の結晶”のようなものですから、間違いなく役に立つものです。

 
その反面、余分なものが削ぎ落とされていることから、「理解」と「実行」のためには、それなりの経験や予備知識が必要なところがあり、使いこなすのが難しいという側面があります。

 

 

 

教科書をうまく使うには、「分析」&「解説」

と言うことで、教科書を文字通り「教科書通り」使っても、なかなか効果は得られません。

 
ですが、他の人の手助けがあれば、かなり効果が違ってきます。 
特に、「現状の分析」と「内容の解説」を一緒にやってくれる人がいれば(もちろん、それに長けた人でなければいけませんが)、自分一人で学び、実行しようとした時とは、全く違った結果になることもあります。

 

 

現状の分析

教科書に、正しいことが書いてあったとしても、「その中で、今の自分に何が必要か」を判断するのは難しいです。

 
それは、自分自身の現状を、自分で把握するのが難しいから。

 
水泳やゴルフのレッスンを受けるのに、フォームを撮影してもらった時、自分のイメージしている動きと全く違う動きをしている映像が映っていて、驚いたことがないでしょうか。

 
これこそが、「自分の自分に対する分析」と「現状」のズレ。

 
その点、「今の自分」を正しく分析してくれる人がいれば、より正確に「自分」のことを把握することができるので、 
それを参考に、「今の自分にとって、何が本当に必要か」をより正確に把握することができます。

 

 

教科書の正確な理解のための「解説」

 
何が必要かが分かれば、やっと、教科書の中からその答えを探すことができます。 
そして、答えが見つかった時に大事なのが、「内容を正しく理解する」こと。

 
せっかく、答えを見つけても、教科書では、様々なケースで当てはまるように、表現が抽象的になっていることが多くあります。

 
教科書の内容を実践で使うには、内容をより具体的に把握する必要があって、そのためには、内容だけでなく、その「目的」や「理由」、「具体例」を知ることが重要です。

 
その辺が分からないと、書いてある内容を「どう解釈すべきか」が分からず、どうやって実践の場に落とし込むかが、分からないからです。

 
過去の事例と全く同じ事が、2度起こることはありませんから(ビジネスの現場ならもちろん、試験問題ですら、同じ問題はありませんよね)、全く同じ問題の解決策を教科書から探すことはできません。

 
ですが、教科書に書かれてある内容の、「目的」や「理由」、「具体例」まで理解できていれば、「本質的には同じようなケース」に辿り着くことができて、さらに、「具体的にどうするか」についても、現状に即した解決策を思いつく可能性が高くなります。

 
自分の力で、そこまで理解できれば問題ありません。

 
ですが、内容の専門性が高まるほど、それは難しいので、人の力を借りること、つまり、他者からの「解説」によるサポートが必要になるのです。

 

 
私が、Excelのセミナーや、経理効率化や税務のコンサルティングなどで気をつけているのも、この辺りのことです。

 
一般に正しいとされている方法や考え方は、いくらでも教科書(書籍)に書かれてあります。

 
ですが、それを実行に移して成果を得るためには、 
ご自身では難しいと思われる、「現状の分析」と「正しいとされていることの理解」の部分が必要になってきます。

 
私が、セミナーやコンサルティングでサービス提供しているのも、どうしても文章ではカバーできない、この部分をサポートするためです。

 

 

 

まとめ

教科書は、過去の経験から得た”知恵の結晶”のようなもので、課題を解決するための、たくさんの答えが書かれてあります。 
ですが、それを実践の場で役立てるのは、結構難しいです。 
それでも、自分でやるのが難しい「現状の分析」と「内容の理解」の点でサポートを受けることができれば、教科書の内容を実践の場で上手く使える可能性が高くなります。
 

おまけ

秋山大地選手のセレッソ大阪復帰が発表されました。

 
・体を張った対面の守備
 
・細かくポジションを修正して守備の穴を埋め、味方を助けるためにパスコースを作る献身的な動き
 
・悪い流れを断ち切るために、苦しい時間でも自陣からゴール前にまで進入する運動量

 
「チームのために全力でプレーしているのがすぐに伝わって、1度プレーを見たら、ファンにならない人はいない。」そんな選手。

 
加入したのは、シーズンが始まって3試合が経過した後ですが、加入した直後から、愛媛FCに欠かせない、中盤の要としてプレーしてくれました。

 
今回のローンバックは、それにふさわしい活躍をしてくれたからこそ。 
残念ではありますが、喜ぶべきことですね。

 
セレッソ大阪のフロント、ファン・サポーター、スポンサー他、関係者の皆さんには感謝しかありません。 
シーズン中にもかかわらず、大切な選手を愛媛FCでプレーさせる決断をしてもらえたことで、本当に素晴らしいゲームを見ることができました。

 

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