スターバックスの「コロンビア セロ アズール」(1,350円!)を飲んで、”希少性”と”値段(価値)”の決まり方を学びました

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「えっ? 高っ!」と思う商品に出会うことがあります。値段を見た瞬間に拒否したくなる気持ちも”よーく分かる”のですが、「買うか、買わないか」の前に「その値段が付いた理由」を考えると見えることがあります。

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モノの値段の決まり方 ”希少性”がなければ「市場」に決められてしまう

モノの値段の決まり方は、様々です。

コストを積み上げて決める

「あー、なるほど」と納得する値段の決まり方として、コストを積み上げる方法があります。

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こんな感じです。 
モノを作るのに必要なコストを積み上げて、利益を付け足した結果を値段にしています。


銀座で出てくるケーキの値段を「高い」と感じたとき、「まあ、場所代だから」という理由で納得するとすれば、その時は、この「コストを積み上げる」方法が頭に思い浮かんでいるはずです。


ただ、この値段の付け方は「作り手」の事情が反映されているだけ。


いくらモノを作っても、売れなければムダになってしまいますから、実際には「買い手」=「消費者」の事情も考えて値段が付けられています。

「買い手」と「売り手」が条件を出し合って決める

より一般的には、モノの値段は”市場”で決まります。


市場に参加する「買い手(消費者)」と「売り手(生産者)」が、値段数量について条件を出し合い、両者の折り合いがつくところで値段が決まるという仕組みです。


これは、経済学にも出てくる考え方で、1度は見たことがあると思うのですが、需要曲線(「買い手」の数量と値段の条件)と供給曲線(「売り手」の数量と値段の条件)の交点で値段と数量が同時に決まるという仕組みです。

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これはオークションと同じで、ある値段が提示されると、売り手が”売れる数量”を、買い手が”買える数量”を宣言して、少しずつ値段が調整され、両者の条件が一致する点で値段と数量が決まる仕組みです。

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この仕組みで値段が決まるとすると、「高っ!」という値段は付かないはずです。 
「買い手」も「売り手」も納得する値段で決まりますからね。


特に制限がなければ、こうやって自然に値段が決まっていくのが普通です。 
が、最初に触れたように、現実には「高っ!」と声が出てしまう商品も存在します。


なぜそうなるかというと、先ほどの図の中で、需要曲線と供給曲線の交点ではないところで、モノの値段が決まることがあるから。


それが可能になるのは、”数量”を先に決められる場合です。

”数量”を先に決めたあとに、決まる値段

先ほど説明した市場の仕組みは、ある値段が宣言されたあとに、数量の条件を出し合っていました。


ですが、先に数量が決められるとするとどうでしょう。

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上の図のように、「売り手」先に供給量を決めてしまうと、今度は供給量に合わせて値段が決まることになります。


買い手が「もっと値段を下げてくれたら、もっとたくさん買うよ!」と言っても、 
売り手が「うちは、これだけの数が売れればOK。値段もこれで行きたいんだ」ということになると、それ以上の交渉の余地がなくなるからです。 
(売り手、強気!)


「買い手」からすると、本当に納得できるラインは、需要曲線と供給曲線の交点、言い換えると「値段:50 数量:50」のところですから、


市場で「値段:75 数量:25」に決まると「高っ!」という状態になるわけです。


これができるなら「売り手、メチャクチャ有利じゃないかー」と思われるかもしれませんが、これを実現するのは簡単ではありません。


「売り手」が数量を決めるためには、”希少性”が必要だからです。

”希少性”があれば数量を決められる

先ほどは簡単に「数量を先に決めてしまう」と言ってしまいましたが、簡単に供給できる商品であれば、市場に参入する「売り手」がたくさん現れるはずです。


いくら自分が「この数量で行く」といっても、「この商品ならもっと作れるよ、値段が安くなってもOKだし」という会社が出てきてしまえば、市場の供給量を留めることはできません。

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こうなると、最終的には需要曲線と供給曲線の交点で決まってしまうことになります。


つまり、数量を自分で決めるためには、簡単に供給できる商品ではダメ。他の人がマネすることが難しく、簡単に供給できない商品でなければならないということです。


思い通りに数量を決め値段も決められるようになるためには、供給が難しい”希少性のある商品であることが条件になるのです。


同じ需要曲線と供給曲線でも「”横”から見るか(値段に対して数量を決める)」「”縦から”見るか(数量に対して値段が決まる)」によって、見えてくる世界は違ってきます。

スタバで「コロンビア セロ アズール(1,350円)」を飲んだよ 

ということで、1杯1,300円のコーヒーを飲んできましたよ。

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(”ドーン”とtallサイズを選びました)

「コロンビア セロ アズール」は、「クローバー」と「コーヒープレス」の両方で試すべし!

飲んでみた感想は、


うまい!


コーヒーが”木の実”であることを思い出させてくれるような、爽やかな味わいで、スッキリとした飲み口です。


普段飲み慣れているコーヒーとは明らかに違う、私にとっては未知の味でした(でも、間違いなくおいしいです)。 
コーヒーをよく飲む方で、新しい味の体験をしたいなら、迷わずオススメします。


「よし、私も試してみよう」と決めたら、是非2つの淹れ方を試してみて下さい。


私が最初に出していただいたのは、「クローバー」という特別な機械で淹れたものですが、もう一つ、「コーヒープレス」で淹れる方法があります。


同じ豆を使って淹れたものですが、全く違う印象です。


「コーヒープレス」で淹れると、香りも強くなりますし、コクもよりはっきり現れます。 
試すなら、絶対に両方です。違いを確かめてみて下さい。


あ、と言っても「2杯分頼みましょう」ということではないですよ。 
お願いすれば、今なら試飲させてもらえると思いますので、コーヒーを受け取るときに「コーヒープレスの方も試飲させてもらえますか?」とお願いしてみてください。後で持ってきてもらえると思います。

「1杯1,350円」は”希少性”から

おいしいのはいいですけど、気になるのは「値段」ですよね。


単に「コーヒーの値段で1,350円は…」と考える、どう考えても高い。高すぎます。


いつも頼んでいるカプチーノをグランデで頼んでも410円ですからね。3杯頼んでもおつりがくるという…。


そこで考えるべきなのは、やはり”希少性”です。


このコーヒーが高い理由をお聞きしたのですが、2つの要因がありました。


1つは、このコーヒーが品評会で好評価を得て、人気が高まったこと。


そしてもう1つが”希少性”です。


「コロンビア セロ アズール」は”ゲイシャ種”という種類のコーヒー豆を使っています。


この”ゲイシャ種”は、野生種のコーヒーで、そもそも栽培が難しく、一つの木になる実の量も少ないことから、供給される量が極めて少ないそうです。


欲しい人は多いのに、供給される量が少ない


これはまさしく、先に触れた”希少性”によって供給量と値段が決まる時の条件です。


「コーヒーの値段」として考えれば高い。 
ですが、その”希少性”によって高い価値が見出されることによって、1杯1,350円のコーヒーが売れていくのでした。

自分を高く評価してもらうにも”希少性”を考える

ここまで”モノの値段”について、”希少性”の観点から見てきましたが、これは”人”についても同じ事が言えます。


似たような特徴を持つ人の中で、必死で自分の価値を高めようとしても、かなり難しいです。


たとえば、お笑い芸人として「俺は面白い!」で価値を認めてもらおうとしても、あれだけ数が多い中では相当キビシい。


それよりも、お笑い芸人として「頭が良い」とか「文学が好き」とか「バーベキューに詳しい」と言った”希少性”がある方が、ニーズがあり、露出も収入も多いというのは、興味深い事実です。


「俺は面白い」で戦闘力を0.8から0.9に伸ばすことを考えるよりも、 
「俺は面白い」の戦闘力0.5に、「バーベキューに詳しい」の戦闘力0.4を加えて”希少性”を追求する方が、市場では価値が高いことを証明しています。


とすると、気になる”あの人”に価値を感じてもらうためには、 
「”あの人”にとって”希少”な存在になればいい?」


幸運をお祈りしています。

まとめ

スターバックスの「コロンビア セロ アズール」はおいしいです。 
1杯1,350円(ここ大事なので太字にしときます)のコーヒーを飲むことで、”希少性”の意味を考えることもできます。

おまけ

「コロンビア セロ アズール」は販売店舗と数量が限定されています。
「スターバックス リザーブ」を取り扱う店舗を目安にするといいでしょう。 
うーん、徹底して”希少性”をアピールしよるな。

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