”目的”のために相応しい”場所”を選ぶ

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「SANABAGUN.」というバンドが昨年メジャーデビューしました。

ずっと気になっていたバンドだったので、情報を追っていると
バンドのリーダーでありボーカルの高岩遼さんが、「クリープハイプ」の
尾崎世界観さん、「SOIL&”PIMP”SESSIONS」の”社長”(ステージネームです)さん
と対談した記事を発見。

非常に面白い内容で、特に”社長”さんが語った、
「メジャーでいる意味」については学ぶべきものがありました。

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「SANABAGUN.」の第一印象は「下手だなぁ」

「SANABAGUN.」は、8人組のバンド。

ヒップホップとジャズを融合したスタイルの曲と、
個性的なライブが特徴的です。

「SANABAGUN.」を始めて見たのは、2015年の8月。

代官山のライブハウス”BATICA”でSWING-Oさんのイベントに出演する
嶋野百恵さんを見に行ったとき、
1つ前の時間帯で演奏していたのが、「SANABAGUN.」でした。


スクリーンショット 2016 01 31 11 30 16
(イベントのフライヤー。左下に「「SANABAGUN」のクレジットが)


偶然見かけたのですが、始めて見たときの感想は「下手だなぁ」と。
(ホーンセクションが雑に聞こえたんですよね。)

ただ、ライブ自体はよく考えられていて、見ている人を楽しませる工夫がありましたし、
さらに強く印象に残ったのは曲が良かったこと。

ライブの最後に、後にメジャーデビューシングルとなる「人間」
を演奏したのですが、


イントロがメチャクチャカッコよくて、メロディも落ち着いていて分かりやすいけど、
インパクトがありました。

そして、詞も個性的。

ライブでは聞き取れないところも多くあったのですが、
気になって後で調べてみると「こんなこと歌ってるのかー」と
笑ってしまいました。

そんなこんなで偶然出会った「SANABAGUN.」ですが、
それ以来気になって追いかけていると、10月のメジャーデビューをきっかけに
メディアへの露出が増加。

その中で、目にしたのが「音楽ナタリー」の対談記事でした。

対談のメンバーが「SANABAGUN.」リーダーの高岩遼さん、「クリープハイプ」の
尾崎世界観さん、「SOIL&”PIMP”SESSIONS」の”社長”さんの3人で、
個人的に好きなバンドが揃っていたので、食い入るように読んでしまいました。

その中で面白かったのが、「メジャー」について語ったところ。
特に「SOIL&”PIMP”SESSIONS」の”社長”さんの話には、
学べる部分が多くありました。

”ステージングにこだわりたい” だから
”メジャーと契約する”

プロのミュージシャンはレコード会社と契約して楽曲を作り、リリースしています。

レコード会社には2種類あって1つは”メジャー”、もう1つが”インディーズ”。

ミュージシャンが、
”メジャー”のレコード会社と契約すれば”メジャー契約”になり、
”インディーズ”のレコード会社と契約すれば”インディーズ契約”になります。

日本のレコード会社の”メジャー”と”インディーズ”の違いは、
「日本レコード協会に所属しているかどうか」が目安になるのですが、
もう少し具体的な違いを一言で説明すると、

宣伝広告の予算流通の規模の違い”


になります。

”メジャー”で契約できれば、多くの宣伝広告費を使って、
TV、ラジオ、ネット媒体への露出が格段に増えて、
多くの人に知ってもらうことができます。

また、音源の流通においても大手のレコード会社や配信媒体に
作品を置いてもらえるので、多くの人の聞いてもらえるのです。

さらに、人的なネットワークも幅広いので、大手企業とのタイアップを
取り付けることも可能。

企業とのタイアップがあれば、大きな予算が確保できるので、
イベントやライブでも様々な演出ができるようになります。

そんなメリットのあるメジャーですが、当然そこに到るには
厳しい競争があるわけで、比較的敷居が低い”インディーズ”から
スタートして実績を残した後に”メジャー”に移るパターンもよくあります。

ですが、「音楽ナタリー」の対談記事にある”社長”さんの話によると「SOIL&”PIMP”SESSIONS」はそれをせず、
はじめから”メジャー”という場所(環境)にこだわって活動していたそうです。

社長 やっぱりステージングにこだわりたい、ちゃんと予算がある中でパフォーマンスを見せたい、とタブゾンビ(※)がよく言っていて。
照明とか演出とかも含めてトータルで魅せられるライブをやるためにはメジャーと契約しなきゃいけない、みたいなことはメンバー間でよく話してました。

(※ダブゾンビ:SOIL&”PIMP”SESSIONSのメンバー。トランペット担当。)

社長 SOIL & HEMP SESSIONSとしてスタートしたときから、メジャー契約を目標にいろんなライブハウスに出たり、自分たちでプロモーションしたりして。インディーズレーベルから声をいただきつつも、お断りしてメジャーにこだわってデビューしたんです。

(出典:音楽ナタリー 「”メジャー”の先輩と語るSANABAGUN.の過去現在未来」 注及び太字は筆者による)


この話で面白いと感じたのは、「メジャー」を目指したのは、
「メジャーと契約する」こと自体が目的ではなく、

自分たちのバンドの特徴や強みを考えた時に、
それを最大限生かす場としてメジャーを選んでいることろ。

つまり、自分たちのことをきちんと分析していて(あるいは自然に自覚するようになって)
そこから主体的に自分たちの居場所を選んでいるところがいいなと。

「なんとなくうまくいきそう」

「なんとなく売れそう」

「なんとなく金になりそう」

といった、”メジャー”に対する曖昧なイメージにつられるのではなく、
選択の主導権を自分たちで握り自分たちを最大限行かす場所を選び取る
というのは、自分を生かすために重要な考え方だと思ったのです。

”目的”のために”場所”を選ぶ

受験でも就職でもそうなのですが、私たちはボンヤリとした
先入観に任せて自分の居場所を選択していることがあります。

受験なら「より高い偏差値の学校へいく」

就職なら「より知名度が高く大きな会社へいく」

というように。

ですが、本当に大事なのは「そこで何ができるか」であって、
それは、「”自分を生かせること”ができるかどうか」ということです。


学校や会社のパンフレットには「あれもできます」「これもできます」と
たくさんのことが書かれてありますが、それが「自分を生かす」ことに
つながることなのかどうかは、本人以外分かりません。

確かに、「より偏差値の高い学校」「より大きな会社」の方が
できることの幅は広がりますが(音楽の世界と同じでメジャーの方が予算が大きいですからね)
だからと言って、それを理由にして居場所を選ぶのはちょっともったいない。

他人の基準によって作られた先入観に引っ張られて判断すると、
自分の”特徴”や”強み”をが、後回しになってしまいますからね。
”場”に合わせて、自分が変化して行かざるをえなくなる感じ。

やはり、「SOIL&”PIMP”SESSIONS」のように、まずは

自分にはどんな特徴があって、それをどう生かすべきか

を考えた上で、

それを実現するために相応しい場所がどこかを考える

のが自然です。

主体性をもって考えられれば、「どちらの”場”の評価が高い、低い」と言った
先入観にとらわれることなく、フラットな視点で比較できるので、
本当に必要な場所が見つかる可能性が高くなりますからね。

自分の”居場所”はどんなところでも、正解になり不正解になります。
判断に”主体性”があるかどうかが、それを分けることになります。

まとめ

自分の居場所は主体的に選び取ろう!

おまけ

「SANABAGUN.」のBATICAでのライブ、今振り返ると貴重ですね。
本当に間近で見られました。
「サバのカンヅメ!」のコール&レスポンスにもバッチリ参加しましたよ。

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