業務の効率化にはタスクの標準化が必要 人が変わっても業務が回る仕組みを作りましょう

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J1昇格プレーオフ準決勝、ジュビロ磐田vsモンテディオ山形は1−2でモンテディオ山形が勝利を収めました。劇的な幕切れにしびれましたが、ゲームを通じて感じていたのは「タスクの標準化」の重要性でした。

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チームの色は監督が作る 選手を11人並べて偶然生まれるものではありません

11月30日、ヤマハスタジアムで勝利を勝ち取ったのはモンテディオ山形。監督は、今回が2度目の就任となる石崎信弘監督です。
石崎監督はJ1、J2のべ7クラブで500試合以上を指揮してきたベテラン。強豪とは言えないチームを鍛え上げ、リーグの上位チームと堂々戦える集団に作り上げる手腕に定評があります。


その石崎監督によって導かれた今年のモンテディオ山形。リーグ戦であまり見ることはなかったのですが、名前を明かされなくても「石崎監督のチームだ」と分かるほどに、監督の色がくっきりと出たチームになっていました。


FWを含めた全員に激しい守備を求めて、ボールを持つ選手に中盤で強烈なプレッシングをかける。1人交わされても2人目、2人目が交わされても3人目で奪い取る。緻密なポジショニング、徹底した守備意識、豊富な運動量で中盤を制圧することを目指します。


攻撃では強さのあるFWを前線に配置して、中盤で奪ったボールを素早く展開。最前線のFWにボールを集めて少ない手数でゴールを奪うのが特徴です。


この攻撃と守備の特徴は、どのチームに行っても必ず現れるもので、石崎監督のカラーと言えるでしょう。
ただ、このような特徴は決して珍しいものではなく、多くの監督がイメージするものではあります。ですが、それを実現できるかどうかは、また別。
石崎監督はどのチームでも、このスタイルをチームに植え付けて、チームを強化し、勝たせています。


「年俸の高い優秀な選手を11人並べても強いチームになるわけではない」という事実を昨日のゲームでも見せつけられました。
チームは選手に委ねれば自然にできあがるというものではなく、監督が方向性を与えて作っていくものなのです。

「個性」だけでは片付けられない 安定したチーム作りの中身

石崎監督の手腕は間違いないものですが、安定して監督のカラーを出した強いチームを作れるのは偶然ではないでしょう。
そこには、明確な方針と具体的な戦略があり、それに従ってチーム作りが行われていると考えるのが妥当です。


これは予想に過ぎませんが、石崎監督はチーム作りに必要な要素を細かく具体的に把握しているのではないでしょうか。
つまり、「サッカーチームのタスクを標準化できているのではないか」と言うことです。


先述した攻撃と守備の特徴ですが、それを実現するのはフィールドに立つ選手達です。その選手を選考する際に、各ポジションで石崎監督が必要と考える要素が明確にあって、それをクリアしている選手を選ぶ(いなければ外部から獲得する)。
その上で、シーズンを通してトレーニングとゲームの中で選手を鍛え上げる。その結果が、「石崎監督が作った」と分かるチームになるのではないかと。


もちろん、このようなことは、どの監督でもやっていますが、問題はその精度です。他の監督と比べて、より詳細に自分が作るチームの特徴を理解していて、選手に求める要素も具体的かつ詳細に把握できているのではないかと。言い換えれば、判断基準について言葉や数字で説明できる範囲が広く、感覚に頼る部分が小さいと言うことです。
それがあるから、どのチームでも明確な方針が与えられて選手が迷うことなく成長し、チームとしての実力も向上していけるように思うのです。

チームとしての仕事ならサッカーも経理も同じ

このように、タスクの標準化はサッカーですら進んでいると思われます。個性が広く尊重されるサッカーでも実現できていると考えられるのですから、他の仕事でも十分に可能です。


私が関わる経理効率化のサポートでも”業務の標準化”は必ず行っています。業務を言葉や数字で説明できるようにして、誰がやっても同じ結果になるような仕組みを作るのです。


経理について言えば、その人にしかできない業務はありません。そのように見える業務があるとすれば、それは、その業務を握っている人が情報を共有していないからに過ぎません。
社内の人間関係や他部署からの情報まで、個人情報に触れない限りできるだけオープンにして共有することが”業務の標準化”につながります。


情報がオープンになって共有できればタスクの洗い出しができます。明らかになったタスクで不要なものは削り、残ったものについては、誰が担当してもこなせるように、タスクの内容と手順を言葉と数字で説明するのです。
こうして”業務の標準化”ができれば、タスクが整理されて、全体の流れが簡潔かつ明瞭になり、その結果、経理効率化が達成されていきます。

まとめ

経理を例に取りましたが、他の業務でも同様です。
タスクの内容と手順を言葉や数字で説明できるようにして標準化してしまいましょう。そうすることで安定して効率的な業務の実行が可能になります。
<おまけ>
「ゴールキーパーの山岸選手がアディショナルタイムでゴールを決めて勝利をもぎ取る」なんて、誰が予想したでしょうか。
正直に申し上げると、ディエゴ選手が負傷交代した時点で「勝負は決した」と思っていました。
’04-’05シーズンのチャンピオンズリーグファイナルを見てから、「フットボールは何が起こるか分からない」と学んだはずなのに、油断していました。
「これだからフットボールは面白い!」と思えるゲームを見せてもらいました。ありがとうございます!

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