作業効率と音の関係

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作業効率は作業する環境によって大きく左右されます。オフィスの場所、広さ、レイアウトやPC、机、椅子、文房具等の道具類など気を配るべきものはたくさんあります。今回は作業中の音に注目します。

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非効率だった自宅の勉強部屋

中、高生のころ自宅には自分の勉強部屋がありました。机、椅子、書籍類、勉強に必要な道具は全て揃っていて望んでいた環境で勉強できていたと思います。ただ、勉強道具以外のものもそろっていてベッド、漫画、CDプレイヤー、など娯楽要素も手の届く範囲にありました。

集中できている間は自制できるのですが、疲れてくると娯楽に気持ちが流れてしまいます。好きな音楽をかけて、録音していたラジオを聞き、漫画を読み始め、いつの間にか全巻制覇していたということこも。学業に支障が出るほどではありませんでしたが、勉強時間の半分くらいは集中できていなかったように思います。

大学受験時代に見つけた自分に合った環境

基本的には独学で勉強していたのですが、大学受験が近づいた頃に予備校に通いだしました。学校と比べると、力量差が桁違いで、学校と同じ内容のことを教えているはずなのに理解度が急速に深まったのを覚えています。予備校は正しい学習の仕方を教えてくれましたが、学習環境でも新たな発見を与えてくれました。予備校には自習室があり空き時間があるとみんなそこに通います。私も何となくみんなにつられて入っていったのですが、これが本当に良かったのです。

それまで、手を伸ばせばあらゆるものが手に入った自宅の勉強部屋の環境でベストを尽くしている、と思っていましたが、自習室で勉強してみるとそれは錯覚だと分かりました。雑音は一切なく、静寂の中で、自分の抱えている課題を黙々とこなしていく生徒しかいません。疲れてきて休憩したくなっても、周りが必死で勉強していますから「あと少しだけ頑張ろう」と気合いを入れ直してもう一踏ん張りがききます。本当に疲れてきたら席を外しますが、頭の中には他の受験生の姿があって、飲み物を飲んだら「もう少しだけやってみよう」と思い直して席に戻ります。

自習室で勉強した経験が、音がない、娯楽がない、人の目、ライバルの存在、が集中力を高めてくれることを教えてくれたのです。それからは大学院の試験や資格試験などの集中力のいる作業をするときはこの環境を求めて、図書館や有料の自習室などを利用するようになりました。

音と集中力

これまでの経験から、集中力を必要とする場面では、音については「雑音が排除された静かな環境」を選ぶことにしています。特に問題なのが、歌や話し声などの”意味・意図のある音”。目の前のことに集中しようとしても、音の方に気持ちが引きつけられて集中力が削がれてしまうからです。自分の好きな音楽、ラジオ、人の話し声、など耳が追いかけてしまう音は遮断するようにします。

ただ、興味深いのは静かであればあるほど集中力が上がるかというとそうではなくて、完全な無音になると不安が生まれて反対に集中できなくなること。なので、周りの人が作業する音やエアコンの音などは無機的な丁度良い雑音になります。

ここで気になるのがCDなどで雨音や川のせせらぎなどが収録されている集中するために作られた丁度良い雑音の音源です。私もいくつか試してみたのですがダメでした。自分がそれを選んで流すと言う主体性を発揮してしまうと、作られた音、不自然な音と認識してしまい音が気になってしまうからです。
私にとっての”丁度良い雑音”は「意図しないで発生した意味の無い音」です。雨音は良くても雨音のCDはダメ、など微妙に差があると言うことです。

仕事の種類と集中力

”丁度良い雑音”の静かな環境でする仕事は集中力が高まって質の高い成果を期待できます。ですが、これにも欠点があって高い集中力は長時間持続できません。細目に休憩を入れるなどして時間を延ばす工夫は有効ですがそれにも限界があります。

そこで仕事の際には高い集中力が必要な仕事とそうでない仕事に分類して高い集中力が必要なときには”丁度良い雑音”の静かな環境で、そうでない仕事のときはリラックスのために音を流しながら作業しています。

高い集中力が必要な仕事は、課題の発見、解決策の考案、将来の予測、文章作成など、自分で発想し、判断や決断を連続して行う作業が該当します。
一方、それほど集中力が必要ない仕事には、定型の文書作成、文書の形式上の確認、領収書の整理、入力作業など、過去に経験があり結論が分かっている作業や単純作業が該当します。この場合は、既に判断が終わっていて作業の型ができあがっていますのでその流れに沿って進めれば十分です。飽きずに継続して作業することを考えて好きな音楽などを流します。 ただし、何が聞こえているのかを認識できないように、ラジオなどの会話は避け、音量も小さくし、耳が音の意味を追いかけないような調整は必要です。

集中力には限界があることを前提にして、仕事を分類して効率よく振り分けると作業効率が上がりますし成果物の質も高くなります。

まとめ

オフィスでは自分の作業環境をコントロールすることは難しいかもしれませんが、よりよい環境で仕事をするために、仕事と音と集中力の関係を見直してみてください。
一人で作業する際のヒントが見つかります。
<おまけ>
今日から旅へ出ます。
道中何が起こるか楽しみです。

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