会社を辞めたときのお金の話

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病気、結婚、独立開業、キャリアアップのための留学、資格取得の勉強など、いつ、どんな理由で会社を辞めることになるかは分かりません。その時心配なのがお金のこと。それまでの収入がなくなったときどんな手段で生活を守れば良いのでしょうか。会社を辞めたときのお金のお話です。

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忘れないうちにやっておく手続き

会社勤めをしていると、税金や社会保険料の手続きや支払いを会社がまとめてやってくれていますから、実際に何にどれくらいの支出をしているか意識していない方も多いと思います。会社を辞めると、当然これを自分でやらなければならないのですが、税金や社会保険に関して必要なことをタイムリーに教えてくれる人は誰もいません。会計、税務を専門とする私でも、ぼんやりして必要な手続きを漏らしてしまいそうになるくらいです。とにかく自分から知って、動かないければ「もう手遅れです」と言われて終わってしまいます。そうならないようにまずは、自分で動く意識をもちましょう。

1.健康保険に加入する

退職すると会社の社会保険から外れますからその代わりとなる健康保険に加入する必要があります。選択肢は3つです。
①現在加入している健康保険の任意継続
②国民健康保険に加入
③家族の被扶養者になる
③は保険料が無料なので有利ですが、年収要件(年間130万)等により対象から外れることがあります。その場合は①か②を選びますが、両方の保険料を比べて安い方を選択するのが良いでしょう

2.住民税の支払い猶予

住民税の支払いも始まります。在職中は給与から徴収されていましたが、退職すると納付書とともに支払いの通知がありますので自身で支払います。納付月は6月,8月,10月,1月の年4回。前年の収入を基に金額が決まりますので意外に大きな金額の請求がきて、収入が減った状態ですと家計に及ぼす影響が大きいです。
仮に支払いをしないと、督促状が毎月届き、その督促にも応じないと財産調査が行われ、持っている財産が取り上げられることになります。しかも高い利率の延滞金も支払うことになりますので、精神的にも金銭的にもダメージは大きいです。
このような事態を避けるために支払いが難しい場合は事情を説明して支払を待ってもらうようにお願いしましょう。面倒な手続きのようですが、現在の収支状況を簡単でいいので説明できるようにして自治体に相談してください。実際に出向かなくても電話でも対応してくれますから気後れせずにこちらからアプローチしましょう。

City hall

3.失業手当を申請する
  ー頼りになる失業手当ですが注意も必要ですー

所属していた会社が雇用保険に加入している場合は失業手当の給付を受けられます。働いていたときの給料の50から80%の範囲で、90日以上支払われますから、すぐに次の仕事を始められない方にとっては心強い味方です。
しかし、注意すべき点があります。それは、自分の意思で退職する場合は、退職後3ヶ月の間、失業手当がもらえないことです。この条件をクリアできていない方も多くいらっしゃると思いますので、退職後、失業手当を収入の一部として考えていらっしゃる方はご自身が自己都合にあたるか会社都合にあたるかを確認した上で収支計画を立ててみてください(会社都合の場合は手続き後約1ヶ月で支給開始)。なおご自身が自己都合退職と考えていたとしても、ご両親の扶養や介護のために退職された方やご結婚のために引っ越しして退職された方など、特定理由離職者に該当される場合は手続き後約1ヶ月で支給が始まります。

固定費を見直す

税金、社会保険関係の手続きの後は生活費の見直しに入りましょう。細かい節約も有効ですがもう少し大きな視点から見直します。毎月必ず出て行く支出である固定費を見直すのです。固定費は主に家賃(もしくはローン)、保険料、通信費、車に関する費用などです。

fixed cost

どれも大きな支払いですので見直しの効果は大きいです。特に、家と車の支出についてはこだわりがなければかなり抑えられます。どうして今の場所に住んでいるのか、本当に今の間取りが必要なのか、車は一週間でどれだけ乗っているのか、車なしで生活することは不可能なのか、など今の自分にとって本当に必要なものは何かを追求すると意外な答えが見つかります。ただし、過度に我慢したり必要なものをそうでないと思い込んだりするのは禁物です。自分の現状を素直に受け入れて判断することは忘れないでください。そうしないと反動がきて大きな支出をしてしまうおそれがあります。

収入が減少した今だからこそできるスタイルを

私たちはそれまでの習慣に従って行動していることが多くあります。普段通う会社までの道、お昼に立ち寄るコンビニ、帰りに買い物するスーパー、どれも一度できあがった習慣に従って選んでいたと思います。ただ、会社を辞めて環境が変わればその習慣が変わってもいいはずです。今の収入を前提にしてしっかりと生活を継続していける習慣を作り直しましょう。この習慣の変化が自分の考えに柔軟性を与えて、新しい生活を受け入れるのを助けてくれます。収入の減少に注目するのではなく、今あるもので豊かに暮らすという風に視点を変えて感じる必要のない不安から抜け出しましょう。

まとめ

会社を辞めると一時的に収入が減少します。それをそのままにしておくと、不安が生まれ生活が荒んで元気がなくなってしまいます。それでは会社を辞めた後の未来を不幸なものにしてしまいます。でも、国や自治体が助けてくれる制度もありますし、自分の工夫で少ない収入でもやっていける体制を作ることもできます。知ることと動くことで不安を軽くして、明るく次の一歩を踏み出しましょう。

<おまけ>
昨日は決算効率化セミナーに参加しました。
監査の視点から受けたアドバイスが興味深かったです。

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