資金繰りで何ができるか 決算書を正しく把握していれば余裕をもって対策できます 

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会社の資金繰りが厳しくなってくると、不安に駆られて冷静な判断ができなくなってしまいます。決算書から資金繰りの現状を把握して、打つ手を考えていきましょう。

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何が、どれだけ必要かを把握すれば冷静さを取り戻せます


資金繰りを考える上で最もやっかいなのが不安です。

「資金繰りが悪化していることは分かるけれど、何がどれくらい悪いのかが分からない」
「これから良くなるのか、悪くなるのか、どれくらいのスピードで変わっていくのか、見当がつかない」

など、現状と将来の見通しがつかないことによって不安がどんどん増していくことになります。


不安が大きくなると、資金繰り以外の経営上の判断にも悪影響を及ぼします。会社にとって不利な条件でも、売上を優先して取引先を増やしたり、それほど効果的ではない節約の手段を社内で推奨したり。
気持ちは痛いほど理解できますが、それでは、会社のためになるどころか、業績上も社内の運営についても支障が出てきます。


不安を取り除くには、現状を把握することが一番です。
決算書を元に、資金繰り表を作成して、不安の原因である資金不足はどこから発生しているのか、支払いや返済のためにいつまでにどれだけの資金があれば良いのか、を明らかにします。


その後、短期的に必要となる資金の調達に目処をつけてから、中・長期的な資金状況改善に向けての計画を練るという手順で、対策を打っていきます。


現状の把握と将来の見通しを立てることで、不安が軽減され、日々の経営を安定して行えるようになります。
資金繰りに不安が出てきたら、まずは、現状を把握するところがらはじめます。

借入だけじゃない 支払いと入金のタイミングの変更も立派な資金繰りの手段です


現状が把握できたら、具体的な資金繰りの方法を考えます。思いつきやすい手段としては、金融機関からの借入などが考えられます。ですが、ここでは、もう少し実行しやすい方法をおさえておきましょう。


金融機関からの借入は、安定した業績、余裕のある財務状態、事業計画の作成など、相応の条件と準備が必要になりますので、最初に打つ手としては負荷が大きすぎるのです。


その前にできる手段として、入金と支払いのタイミングの変更を考えましょう。
「それが資金繰りの手段と言えるのか?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、資金は常に回転していくものですから、そのタイミングを変えるのは立派な資金繰り改善の手段です。


もちろん、「入金は早く、支払いは遅く」なるように依頼することになります。
それまでの習慣で、これ以外の方法は認められないだろうと言う思い込みは捨てて、大胆に取引先にお願いしてみましょう。


お願いすると言っても、「とにかくお願いします」では相手も首を縦に振りづらいです。積極的にとは行かなくても、納得して条件変更に応じてもらえるように、納得してもらえる材料を用意して交渉の席に着くようにします。

現状を知っておくことが、交渉での説得力を高めます


取引先に入金や支払いの条件を依頼するためには、自社の現状を詳細に把握した上で交渉することが不可欠です。


経理担当者などが提示する条件を提示して、「とにかくこの条件で」と依頼してしまうと、言われた方は何か不利を押しつけられているように感じて、不可能でなくても「とりあえず断っておこう」と考えても不思議ではありません。


それを避けるためには、自社の現状を説明することが重要です。決算書を見せる必要はありません。資金面について数字と言葉で説明できれば十分です。


「いつまでにこれだけの資金を必要としている」
と言う、具体的な期日と必要な金額。
「その手段として、借入と資産売却を考えているが、それでは間に合わない恐れがあるため、支払いの条件変更を全ての取引先にお願いしている」
という流れで説明すれば、取引先も現状を理解してくれます。
条件を飲んでくれるかどうかは別にして、その姿勢に拒否反応を示すことはなく、以後の取引についての影響もないでしょう。


また、上述したような数字の説明ができるようになっていれば、借入を依頼した後で、支払い条件の変更、という2段構えの交渉も可能になり、交渉の手段にも幅ができてきます。

まとめ

決算書は資金繰りで何ができるかのヒントをたくさん与えてくれます。
まずは、いつまでにどれだけの資金が必要なのかを確認した上で、資金調達の手段を複数用意できるように、決算書の内容を理解しておきましょう。
<おまけ>
ここ数日、怖い夢ばかり見ます。
バスケのゲーム前にマシンガンで襲撃されるなどバイオレンスに満ちたものなのですが、夢占いによると「新しい情報によって課題が解決することの暗示」との指摘も。
「多分、良いことなんだろう」と言い聞かせて今日も頑張ります!

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