日本のラジオが少しずつ変わっています

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2014年4月、消費税8%への関心が高まる中、人知れずラジオ業界にも大きな変化が起こっていました。ネットラジオのエリア制限がなくなったのです。日本国内であれば日本中のラジオが聞けるようになった訳ですが、さらにその先へと進みつつあります。

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ラジオアプリのradikoがプレミアムになって、ついにエリア制限なしに

日本のラジオがネットで聴けるようになったのは2010年。電波が届きづらい地域にきれいな音で放送を届けるため、radikoというアプリを使ったネット上でのラジオの配信が始まりました。

Start up radiko

ラジオ局の電波が届く地域を対象として始めたサービスですので、世界中につながっているネット上での配信にもかかわらず、聞けるラジオ局が地域によって決められていたのです。しかし、東日本大震災の発生によってradikoの環境が変わります。震災の痛みの中で生活を続ける人々にとって手にしやすい娯楽として身近にあったのがラジオでした。ネット環境が徐々に回復する中、被災者の生活を少しでも支えようとradikoは暫定的にエリア制限を撤廃。被災地域に全国のラジオの声が届けられるようになったのです。本来の目的は被災者支援でしたが、これをきっかけに全国のラジオリスナーが他地域のラジオを聞く機会を得ることになりました。そしてその影響は大きくラジオ自体の存在価値が改めて高く評価されるとともに、エリア制限に対する疑問や、それを撤廃してほしいという要望が高まってきたのです。そして2014年4月、ついにradikoは月額378円(税込)の有料サービスとしてエリア制限を撤廃したradikoプレミアムを開始。これで全国で日本各地のラジオ放送を聞くことができるようになったのです。

Start up radiko premium

実際は制限も多く課題は多い

漸くエリア制限なく聞けるようになったラジオですが、リスナーが喜んだのも束の間。いざサービスが始まってみると多くの不満の声が上がるようになりました。

参加していない局がある

ネット配信のradikoに参加している局であれば技術的には問題ないはずなのですが、その中にもエリア制限を撤廃したradikoプレミアムに参加していない局があるのです。その代表が大阪のMBSラジオ。

Mbs restriction

MBSは在阪ラジオ局の雄で人気番組を多数抱えるファンの多い局です。大阪ならではの毒や笑いの要素がたっぷり入ったトークが聞けるので、かつて関西やその周辺地域に住んでいた人たちはその参加を待ち望んでいました。が、ふたを開けてみると不参加ということで肩すかしになったリスナー達は大いに落胆することになりました。ただ、ラジオでの発言を切り取りネット上で悪意を込めて批判的に扱うことが増えてきている現状をみると、そのようなリスクからパーソナリティを守り今のスタイルを維持するという戦略から、あえて全国配信をしないというのは賢明な判断であると私は考えています。一方で、MBSは番組を選んでyoutube上で放送を配信すると言うサービスも行っていますのでバランスのとれた対応をしているといえるでしょう。

Mbs youtube

配信しない番組がある

radikoプレミアムに参加している局でも番組単位で配信しないものもあります。最も顕著なのは特定の芸能事務所に所属するタレントの番組は配信しないというもの。

Limited programs

これも局が参加しないというケースと同様にそのタレントのファンの方にとってはつらい状況です。ただし、全国配信によるメリットも少なからずありますので時間の経過とともに状況は変化すると予想します。

情報が少ない

せっかくエリア制限を撤廃しても、その情報を発信する機会が非常に少なかったのは大きな問題です。そのせいで、どの局が参加して参加しないのか、どの番組が配信されないのか、について十分に理解していたリスナーはあまりいませんでした。そしてそもそもエリア制限をなくしたこと自体をもっと大々的に宣伝するべきなのにそれをやらなかった。これは利用者を増やし、リスナーの金銭的負担を小さくする意味でも重要なことだったのですが、radiko側が積極的ではなかったのが残念です。今からでも遅くはないので各ラジオ局、そしてラジオ局の多くはテレビも抱えていますのでテレビの力も借りながら宣伝を行って広くその良さを伝えてほしいと思います。

ラジオは見るものへ

このように利用が広がってきたラジオですが、さらに、その先へ踏み出そうとしています。それは、ラジオの動画配信です。動画というとyoutubeが思い浮かびますがそうではなくて、Ustreamやニコ生を使って生放送中のスタジオの様子を動画でも配信するという試みを行う番組が増えてきているのです。この方法なら、radikoは関係なく最初からエリア制限もありませんから、日本全国どころか世界中で視聴することができます。番組の内容が良く、宣伝がうまく行けば多くの視聴者を獲得する可能性があり将来にも期待したいスタイルです。声だけで勝負するのがラジオの良さでしたが、映像があってパーソナリティの姿が分かるとさらに親近感が沸いて番組を楽しむことができます(画像を見たくなくても、ウインドウを後ろに持って行けば解決しますから問題はないでしょう)。このやり方でいち早く放送していたのがTBSラジオの「文化系トークラジオLife」という番組。現在もこのスタイルでの放送が継続されています。そして、今、注目してほしいのが大阪ABCラジオでこの4月に始まった「よなよな…」です。

Yonayona

今、大阪芸人の中で抜群の力を発揮して旬を迎えつつあるダイアンが出演するこの番組は、今聞くべきバラエティ番組の筆頭といえるでしょう。今後が楽しみです。

まとめ

アナログで時代遅れのメディアと言われ続けたラジオが、ネットとの関係で新しい可能性を開こうとしています。テレビよりも規制が少なく、純粋な面白さを追求しやすいラジオ。これからが楽しみです。

<おまけ>

今日は代官山までランででかけました。普段通らない桜田通りや六本木通りを走れて楽しかったです。

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