アウトプット(話す)の量と質を上げるには文章・図解でまとめるのがいい それでも”聴く”ことが最優先です 

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書店に行くと”どう話すか”について書かれた本がたくさん出版されています。初対面の相手と何を話すか、どうやって会話を弾ませるか、男女間のやりとりでも会話についての悩みに答えるものが多く取り上げられています。振り返ってみると私もかつては余り話さない人間だったと思います。今は多少なりとも話しますし話すことも好きです。ですが、年を追う毎に”話す”ために大切なのは”聴く”ことだと感じています。

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大学時代の友人 新しい情報をプレゼンのような巧みさで話します

大学生の頃、よく遊んでいた友人がいました。同じグループで7,8人がいつも集まっていましたが、彼はその中でも群を抜いて話が面白く話す量も多い人でした。一つの話題には必ずオチがついていて周りにいる人を笑わせてくれます。話題も豊富で文学の話から音楽、映画、ゲーム、ビジネス、子供の頃の思い出、などいくらでも出てきますし、こちらから何かの話を振っても返ってこないことはありませんでした。

当時感じていたのが彼の話のまとめ方の上手さ。自称話し上手の人とは違って彼の話はよくまとまっていました。はじめて聞く内容でも、興味を持てるように分かりやすい簡単な説明をしてから本題に入る。聞く方が飽きる前にきちんとオチをつける。話の主導権はずっと握っていても、常に話を展開させていて冗長にならない、など短くまとまった話をいくつも繰り出していました。「話がうまい」「話が面白い」と感じる理由は、いくつも出てくる短い話の”まとめ方”にあると感じていたのです。

”書く”ことが”話す”ことへ与える影響

会計・税務の仕事をさせていただく上で、難解な会計のルールの話や、税法の話をクライアントにさせていただく機会が多くあります。また、このブログのように直接ではありませんが読者の皆さんに文章を読んでいただく機会もあります。

この自分以外の方に向けて何かを説明することはぼんやりと知識を眺めているだけではできません。知識のインプットはもちろん必要ですが、それをどのように説明するかを考えて、文章や図にしてまとめます。
この文章に書く、図を作ると言った作業について、私はこれを一種のプレゼンテーションであるととらえています。文章を書く、図を作る作業は、自分の頭にある内容を具体化して自分を相手に説明していることに他ならないからです。文章化、図解がきちんとできあがれば自分なりに理解が深まり、クライアントや読者の皆さんに説明できるレベルになったという一つの目安になります。

こうしてできあがった文章や図解の内容。そこだけに留まることはありません。不思議なものですが、その内容を人に話したくなるんですね。自分の中でそれなりにまとめてありますから、話すときもスムーズですし、聞き手がどのあたりに疑問を持つかも想定して十分に調べてあるのでどんどん答えてあげたくなるのです。
文章や図解の作成にはそれなりの時間がかかりますから、できるだけ多くの方とシェアしたい、喜んでもらえるとなおさら嬉しい、と言った心理も働くのだと思います。

最近「説明の必要性→文章・図解の作成→話す内容としてまとまる→話したくなる」という一連の流れを何度も経験するようになって、大学時代の友人は当時これをやっていたのかなと思うようになりました。彼は好奇心旺盛で情報への嗅覚も鋭かったので、あらゆる情報に触れていました。それを自分なりにまとめて理解した瞬間に人に話したくなっていたのかなと。しかも、折角話すのだから楽しんで聞いてもらいたいと考えて、話を短くしてオチまでつけていたのかもしれません。

とにもかくにも、”話す力”を鍛えるためには文章、図解で情報をまとめることが役に立ちます。深く知るほど対象にも愛着がわきますしね。ただ、「説明の必要性→文章・図解の作成→話す内容としてまとまる→話したくなる」で”話す力”がついてくるのは良いことですが、それでも見落としてはいけないと感じるのが”聴く”ことの重要性です。

意味のある話にするには、相手が聴きたいことを知らなければならない

文章や図解でまとめた内容が増えてくると、話したいことも同時に増えてきます。それらを吐き出すことができれば、本人は「上手く話せた」と感じて気持ち良くなれるかもしれませんが、聞かされる方の満足度は違います。
聞く側は自分の事情を十分に理解してもらった上で、自分にとって必要な話を聞かせて欲しいと考えているはずです。いくら話し手が「面白い」と考えた話でも、聞き手から求められていなければ価値はありません。

そのような不幸な事態を避けるには、話すことを考える前に”聴く”ことが重要になります。聞き手がどのような事情を抱えてどのような気持ちでいるのか。必要としている情報は何なのかをまずは丁寧に探る必要があります。そこで得た情報を元にして、聞き手が求めているものが何かが分かってはじめて、”話すこと”が決まってくると思うのです。
”話す力”を十分に生かすためには”聴く”ことを優先させる。話したいことが増えてきたからこそ、自分を戒めるために頭に置いていることです。

まとめ

文章を書いたり図解を作成したりすることで、”話す力”をつけることはもちろん重要です。ですが、本当に価値のある会話にするために聞き手のことを理解できるように”聴く”ことを忘れないようにしたいと考えています。
<おまけ>
今日から気温がぐっと下がってしまうようです。
もうそろそろクロップドパンツは限界かもしれません。残念です。
皆様も温かい服装で体調崩されませんように。

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