J1昇格プレーオフが熱い 少ないデータですがプレーオフを勝ち上がるチームを予想します

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JリーグDevision2は全日程が終了しましたが、未だ大きなゲームが残されています。3位から6位のチームで争われるJ1昇格プレイオフです。J2を締めくくるのは熱狂とドラマを生み出す壮絶なバトルです。

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絶妙なルール設定でJ2を活性化したプレイオフ制度

J1昇格プレイオフ制度は2012年シーズンから始まった制度です。2011年シーズンまではJ2の3位までが自動昇格していましたが、2012年シーズンからは優勝と2位の2チームが自動昇格。残りの1チームは、3位から6位までの4チームによるトーナメント戦で雌雄を決するプレイオフ制度が導入されました。

レギュレーションにも工夫が凝らされていて、

1.ゲームを行うのが上位チームのスタジアムであること(ただし、ファイナルは中立地
で開催)
2.初戦の組み合わせが3位VS6位、4位VS6位になること
3.同点で試合が終了した場合は上位チームの勝利とみなすこと


と上位チームが有利になるようになっています。


このプレイオフ制度についてはリーグ戦の順位を軽視するやり方として、否定的に捉える人もいますが、私はそうは思いません。先述の通り自動昇格の2チームは優勝と2位というリーグ戦の順位をそのまま反映していますし、プレイオフのトーナメントもゲームに介入しない範囲で、上位チームが有利になるようなレギュレーションを採用していることから大きく公平性を欠いているとは考えられないからです。


また、2011年シーズンまでは上位3チームに入れない多くのチームが、早々に目標を失っていましたが、プレイオフ制度のおかげで6位を目指すことに価値が生まれ、シーズン終盤まで目標を失うことなく戦えるチームが増えたのです。6位以内に入れるかどうかの争いは毎年熱を帯び、リーグの活性化にも繋がる重要な要素となっています。


来季からはJ1リーグでも同じような方式を導入します。ですが、こちらは、トーナメントでリーグ優勝を決めようとする仕組みで、年間順位が1位のチームが優勝にならない可能性があります。
このような、リーグ戦の結果を完全に覆してしまう可能性のある制度は公平性を欠くため、とても支持できません。J2ではリーグ戦の優勝と2位が自動昇格するようにリーグ戦が最優先ですから、J1の優勝決定方式とは根本的に異なります。

少ないデータの中から昇格を予想します

話が逸れてしまいました。本題に戻ります。J1昇格プレイオフが始まって、まだ2シーズン分しかデータがありません。分析するにはデータ量が少なすぎますが、遊びの延長のつもりで昇格チームを予想したいと思います。

今年のプレイオフ参戦チーム

まず、2014年シーズンでプレイオフ圏内の3位から6位までのに入ったチームを紹介します。

3位 ジェフユナイテッド市原・千葉
4位 ジュビロ磐田
5位 ギラヴァンツ北九州
6位 モンテディオ山形
このうち5位のギラヴァンツ北九州はJ1ライセンスを所持していないため、プレイオフへの出場資格がありません(残念すぎます)。ですので、ジェフユナイテッド市原・千葉、ジュビロ磐田、モンテディオ山形の3チームでトーナメントを争うことになります。

過去2シーズンを振り返ります

過去2シーズンの結果を一言で表すとすると「下克上」以外にありません。
まず、2012年シーズンは6位だった大分トリニータが、初戦で京都サンガF.C.を0-4で、ファイナルで5位だったジェフユナイテッド市原・千葉を0-1で下してJ1昇格。
次に、2013年シーズンは4位だった徳島ヴォルティスが、初戦でジェフユナイテッド市原・千葉と対戦して0-0。シーズン順位上位の条件で勝利。ファイナルで3位だった京都サンガF.C.を0-2で下してJ1昇格。
と3位のチームがリーグ戦順位上位の利点を生かせずJ1昇格を逃しているのが印象的です。

シーズンラスト5ゲームのデータから予想

シーズン順位の関係とJ1昇格の関係は先述の通りですが、もう少しだけ詳細なデータを見て行くと興味深い事実が分かりました。


プレイオフは、チームの勢いが重要と考えて、シーズン終盤の戦いを参考にすることに。
2012年シーズンのプレイオフを勝ち抜いた大分トリニータ、2013年シーズンのプレイオフを勝ち抜いた徳島ヴォルティスのシーズン最後の5試合のデータを、他のプレイオフ進出チームとの比較で調査しました。その結果は次の通り。

スクリーンショット 2014 11 24 13 23 50
(青で色づけしたチームが優勝チーム)

勝敗や勝ち点を見ると拮抗していて、傾向らしきものは見えないようにも思います。ですが、失点に注目してみて下さい。


2012年の大分トリニータは2で4チーム中最少、2013年徳島ヴォルティスは7で4チーム中最多。「最少と最多ならどっちもありってことじゃないの?」と思われるとおもいますが、この徳島ヴォルティスの失点にはからくりがあります。それは第38節でガンバ大阪と対戦しているのですが、この時に0-5で5失点しているのです。この年のガンバ大阪は圧倒的な強さを誇り、攻撃陣がかみ合ったときの得点力はJ2レベルではありませんでした。その点を考慮します。


徳島ヴォルティスの第38節の結果を除き、第37節の対横浜FC戦の結果を加味して修正したのが次の表です。

スクリーンショット 2014 11 24 13 34 48

これを見ると徳島ヴォルティスの失点は3に変わり、5チームの中で最少になるのです。


決して強い根拠とは言えませんが、シーズン終盤に失点が少ないチームがプレイオフには強そうです。このデータを元に2014年シーズンのプレイオフ参戦チームを見てみます。

スクリーンショット 2014 11 24 13 42 28

失点が少ないのはジェフユナイテッド市原・千葉の6でした。また、勝ち点も10で最も多く稼いでいます。
この失点の少なさをもって、ジェフユナイテッド市原・千葉が昇格の可能性が最も高いと予想します。

まとめ

予想ではジェフユナイテッド市原・千葉の昇格となりましたが、あくまでも過去のデータからの推測に過ぎず、現実に対しては何の影響もありません。
現実に何が起こるかはピッチで確かめる以外ないのです。
昇格プレイオフでは熱いシーンに心が震えること請け合い。興味のある方は是非、現地で見届けましょう。
<おまけ>
最終節の終わりにはチームからファンに向けての挨拶があります。
昨日、TVで偶然にもコンサドーレ札幌社長の挨拶を見ましたが、その最中、今期の成績を受けてファンから責任を問うような声や横断幕がありました。
ですが、札幌の予算を考えれば10位という成績は悪くありません(今期の予算は開示されていないので前期ベースで恐縮ですが、人件費予算では22チーム中12位)。
昨シーズン8位と、プレイオフまで後一歩の所まで辿り着いたために、今年の目標をJ1昇格に定めざるを得なかったという事情もあると思いますが、この成績で批判されるのは辛いことだろうと同情していまいます。

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