事業計画書にはひるまず熱い思いをぶつけましょう

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お客様からの依頼で、融資の依頼や補助金の申し込みのお手伝いをすることがあります。そこで銀行から必ず求められるのが事業計画書。普段のお仕事で扱っているものとは違う文書の作成に戸惑われる方も多くいらっしゃいます。難しそうに思われますが、一番重要なのは心の中にある熱い思いです。

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事業計画書は事業の中身を説明する資料です

事業計画書は会社がどのような事業をするかを説明する資料です。法律で作成を義務づけられている文書ではなく、会社が将来見通しを立てるために作るものです。ですが、新しい事業を始めたり会社を大きくするためにお金が必要になって銀行に借入を申し込む時も、必ず提出を求められます。

Launching plan
(上は創業計画書。事業を始めるときは創業計画書を提出します。事業計画書と中身はあまり変わりません。)

銀行は事業計画を見て貸出しするかどうか、いくら貸出すかを判断するのです。銀行に見られて借入できるかどうかの根拠にもなる文書となるととても難しそうに思われますが、そうでもありません。銀行のビジネスの仕組みを知っていれば何を書けばいいかが分かってきます。

銀行は貸したいと思って待っています

ご存じの通り、銀行の主要業務はお金の貸付です。お金を集めて(預金です)、事業で必要としている会社にお金を貸して、利息を払ってもらいます。TSUTAYAのDVDがお金に代わったのが銀行です。お金を貸してレンタル料(利息)をもらって商売しています。

Bank model

銀行といえども普通の会社。利益を出さなければ生き残っていけないので、銀行の基本的な姿勢は「お金を貸したい」です。この考えは銀行員一人一人にまで行き渡っていますから、事業計画書を手に難しい顔をしているときも「お金を貸して利益をだすぞ」と思いながら中身を見ているのです。銀行は敷居が高いですし、お金の大切さを知っているほど借りることの重大さが分かりますから、銀行はどう断るかを考えているように感じるかもしれません。でも、本当は逆です。事業計画書から貸せるような材料はないかを必死で探しています。ですから、事業計画書には「うちならお金貸しても大丈夫ですよ」という材料を書いてあげればいいのです。銀行の担当者におみやげを渡す感覚がぴったりだと思います。

会社の成長を確信させて安心してもらいます

「貸したい」銀行の気持ちに待ったをかけるのが将来の不安です。会社が将来うまくいかなくなって貸したお金が返ってこないと困るからです。事業計画書では、会社はこれから成長を続けて利益を生んでいくという将来の姿を伝えて、不安を取り去り担当者を安心させてあげましょう。

とは言っても会社の将来の事なんて誰にも分かりません。ただ「大丈夫です」と訴えても信用されることはないでしょう。ですが、将来を推測することはできます。それは現在の状況を理解して将来を推測する方法。銀行も事業計画から現状を読み取って会社の将来を推測します。では銀行が何を見ているかというと”人”、さらに言えば社長を見ています。規模の大小は関係なく、会社はそこにいる”人”が働いて価値を生みだし、利益を出すことで存在します。会社の”人”の中心でありリーダーである社長は会社そのもの。現在の社長の姿は間違いなく将来の会社の姿とつながっているのです。

社長には事業発展への強い思いとそれを実現する実力があることを事業計画書に書きましょう。それが会社の成長予測を引き出し、倒産への不安を取り去ることで銀行の「貸したい」という気持ちを後押しするのです。

ポイントは具体的に書くこと

事業計画書は無味乾燥なお堅い文書ではなく、社長さんの思いが詰まった熱い文書でなければいけません。ですが、大げさな表現や何度も繰り返して訴えれば良いと言うものではありません。大事なのは書かれている内容が社長さんの本心から出てきているかどうかという点です。ポイントは内容が具体的であること。言い換えれば、社長さんが事業を始めるきっかけになった感動や、問題意識が芽生えた時の経験が詳しく書けていると言うことです。実際の経験から生まれた気持ちは、たとえ同じ経験をした人がいたとしても、同じではなくその人独自のものです。その人しか持っていない独自のものというのは、力強く説得力があって読み手に対して鬼気迫る印象を与えます。ここが曖昧だと思いの強さも曖昧なものと捉えられてしまいます。
また、社長さんの実力を伝えるにも具体的であることがポイントになります。今度は、芽生えた意識を行動に移した経験を詳しく書くことになります。単に気持ちがあるだけでなく、それを行動に換えてられてこそ成果が期待できます。事業に置き換えても思いの強さに行動が伴って始めて会社の成長が見込めますから、実際に動ける人であることを具体的な経験を書くことでアピールするのです。

一つ例を挙げてます。

「友人の男性から服のコーディネートのアドバイスをしてほしいという依頼があり、その人が背が低いことを気にしていたことから、見た目の重心が上になるようにウエストが高いパンツにして、重たい印象をもたれないようにピッタリしたサイズにするようにアドバイスして服も選んであげました。その男性は、その服を着たときの周りの方の反応が良くコーディネートのポイントまで教えてくれたことがとても良かったと非常に喜んでくれました。それから何人かに同じようにアドバイスをして実際に服を選んであげましたが、感謝の言葉をもらえて私も嬉しく思うようになりました。この経験から、「服のコーディネートで困っている男性はたくさんいる。少しでも多くの方に服を着る楽しさを知ってほしい」という思いを抱くようになりました。

Men coordinate

そこで、コーディネートを基礎から学ぶために通信教育を開始してファッションコーディネート色彩検定1級を取得。同時に男性向けのアパレルショップの店員としてお客様にコーディネートをアドバイスする実務経験を積んできました。お店では単に商品をおすすめするのではなく、お客様の悩みをおききしてそれをどのようにすればカバーできるかをアドバイスして、その方に合う商品を選ぶように心がけてきました。
このような経緯から、男性の服のコーディネートについての知識と現場での経験を生かし、その方に合う服についてアドバイスから服の選択までをお引き受けするパーソナルスタイリストの事業を立ち上げることにしました。」

いかがでしょうか。文章にうまさはありませんが、社長さんの思いがリアルに伝わってくると思います。

まとめ

事業計画書には熱い思いを託しましょう。飾る必要はありません実際に経験したことと心にある思いをそのまま伝えるのです。数字の部分で冷静に詰められれば問題ありません。
銀行の担当者も「一緒にやりましょう!」といえる事業計画に巡り会いたいと思っていますよ。
<おまけ>
今回の記事、80%書き終えたところでまさかのデリート…。一から書き直しました。
かなりがっかりしましたが、気持ちを立て直してやり直すための練習になったので良かったと思ってます。
一度ゆっくり休憩して、頭の中を整理すると上手くいきますね。

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