マーケティング戦略は個性の充実との両輪で マーケットでのポジショニングも個性の強さがなければ際立ちません

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今好んで聞いている音楽はdrumn’ bassとUK garageですが、そのきっかけになったのがMondo Grossoの楽曲でした。Mondo Grossoは90年代に活躍した、大沢伸一さんのソロプロジェクト。現在はMondo Grossoとしての活動はなく、”大沢伸一”名義で主にエレクトロやダブステップの楽曲を制作およびプレイされています。その大沢伸一さんはofficial blogをもたれていて、LiveやDJイベントの告知とともに音楽に対する思いを発信されています。今日の更新では、シンガーを志望する方達の個性について書かれてあり、その内容が印象に残りました。

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シンガーにはマーケットでの居場所を探す前に、自分で居場所を作れるくらいの個性が必要

大沢伸一さんはTBSの番組「Sing!Sing!Sing!」に出演されています。この番組は、シンガーのコンテストで、アマチュアのシンガーの中から優勝者を決め、優勝者には賞金とアルバム制作の権利が与えられるというものです。その中で大沢さんは審査員の一人として名を連ねています。

その番組が第一シーズンを終え、次のシーズンを迎えるにあたり新たに参加者の募集を開始しました。その告知に寄せて大沢さん自身が第一シーズンで感じたこと、これから応募する参加者に求めることについてBlogで書かれていました。その中で心に残ったのが次の「プロのシンガーとはどのようなものなのか」に言及した部分です。

”何がウケるか?受け入れられるか?どこにポストがあるか?ではなく、圧倒的な個性で自分が思う最高な自分で勝負出来る数少ない分野でもあります。”

全体としては、第一シーズンの参加者に多く見られて傾向として、

・既存のシンガーの枠に留まる没個性の人が多い
・その原因は、歌い方を教わることだけに力を注ぎ、多様な音楽を聴き感性を磨いて、自分にしかできない表現を生み出すことを軽んじてしまっているから

という内容でした。
その中で出てきたのが先述の言葉。「感性を磨いて個性を輝かせ、マーケットに自分の居場所を作り出せ!」というシンガーを目指す人たちに向けた言葉ですが、私のような専門家として生きることを選んだ人にも等しく当てはまることだと感じました。

マーケットの中のポジショニングも、個性からかけはなれては辛くなるだけです

ビジネスとして生き残るためにはマーケットの中でどこにポジションを取るか、いわゆるマーケティング戦略は重要です。マーケットの中で埋没してしまわないように、他の人がやっていないこと、やっていない分野で自分の仕事を定義することで、他社と競合することなく儲けを出すことができるからです。

ですが、マーケティングも自身の個性を度外視しては成立しません。仮に、マーケットの中で他の人が進出していない分野を見つけたとします。そこにポジションをとって仕事をするとして、自分のスタイルをそのポジションに合わせて変えられるでしょうか。
人間には得意不得意があって、得意を磨くことによって人からも認められるほどのクオリティになり、個性として認められていきます。得意不得意こそが個性の源泉であって、状況に応じて変化させられるほど柔なものではないはずです。
とすれば、マーケットの中でポジションに応じて個性を変化させるというのは難しい。マーケットの中でどこにポジションを取るかを考える前に、まずは、自分の個性はどこにあるかを探求すること。それが見つかったなら、それを際立たせるために感性を磨く、私たちのような専門家なら専門的なスキルを磨くことが必要になると思うのです。
こうして自身の個性が明らかになった時にマーケティング戦略が生きてきます。自分の個性を生かしつつ、他の人が参入していない分野を探してそこを自分の居場所にするのです。

仮に、個性を追求しないままマーケットで良いポジションを見つけたとしたらどうでしょうか。儲けは出せるかもしれませんが、自分をポジションに合わせて変えることを強いられてしまいます。それが、合っていれば良いですが、合わない仕事だと、だんだん辛くなっていきますし、辛い思いをしながら提供されるサービスではクライアントの満足度も低くなるでしょう。

ビジネスにおいてマーケティング戦略は必要です。ですが、それはその人の個性と切り離すことはできず、むしろ両輪として追求すべきことだと考えています。

まとめ

シンガーも専門家もプロとして生きるには個性が重要です。
そのためには、多様なものに触れてスキルや感性を磨き、自分にしかできなことを増やしていくことが求められます。
それができれば、自ずとマーケットでのポジションが決まり、競合も少なく安定した成長を期待できる環境が整うでしょう。
私自身、まだまだこれからですが心に留めておきたいことです。
<おまけ>
大沢伸一さんはかつてラジオでパーソナリティを担当されていて、お勧めの曲を紹介されることがありました。試しに何曲か聞いてみたのですが、余りピンとこずに”お勧めの曲”を追いかけることはやめることになりました。
その時、「自分(大沢さん)が作る曲と自分(大沢さん)の好きな曲は必ずしも同じテイストではない」という当たり前のことを知ると同時に、「同じような曲を作るんだったら僕はいらないでしょ」とおっしゃっていたのを思い出しました。
大沢さんはクリエーターとしての強烈なプライドを持ち、個性の重要さを本気で感じている人だと思います。

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