新しい知識への理解を深めるために ”考え方”を教えてもらい”自分で”考える

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税理士の仕事をしていると、毎年行われる税制改正と、会計基準の改正にいていく必要があります。新しい知識に対応するのはなかなか大変ですが、知識を深めて自分のモノにするためには「教えてもらうこと」と「自分で考えること」の両方が必要だと感じています。

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「新しい知識」を全部自力で理解するのは大変

来年度の税制改正の方向性をまとめた税制改正大綱が公開されました。
税制改正大綱は未だ”案”の段階なので、これを基に法案化されてようやく正式なルールになるのですが、概ねこの内容の通りに法律が整備されていくので、税理士はその内容を理解しておかなくてはいけません。

理解すると言っても「税制改正大綱」は、全部で125ページ。
しかも、書いてある文章が長くて分かりにくく、「何だコレ?」というような新しい専門用語が何の断りもなく入ってくるので、予備知識なしに正面からこれを理解しようとするのは、かなり難しいと思います。

「税制改正大綱」に限りませんが、馴染みのない分野の知識や、新しい知識を理解するには、最初の段階では専門家の手を借りるのが大事だと感じています。

専門家に教えてもらうのは”基本”と”考え方”

「専門家の手を借りる」といっても、1から10までその全てを教えてもらうということではありあません。

それはそれで有用ではあるのですが、全てを他人任せにしてしまうのは、分かったような気にはなるのですが、あまり身につきません。

なので、専門家に任せるのは、その分野において基礎となる知識を、分かりやすい言葉(普段使っている言葉)で教えてもらうことと、その分野に特有の”考え方”を教えてもらうこと。

たとえば、法律の分野では専門用語の理解がなければ、解説の文章すら理解することができません。この専門用語が基礎となる知識になるわけですがのですが、これを普段使っている理解しやすい言葉で解説してもらうのです。

また”考え方”は、その分野がどのような「価値観」や「考え方」によって動いているかを知るということ。
たとえば、会計の分野では投資家がどの情報を重視しているかによって会計処理の方法が変わってくるのですが、そういったルールの背景にある価値観や考え方を教えてもらうと言うことです。

こう言った知識や考え方は、独学ではなかなか辿り着くことができないので、早い段階で教えてもらうのがいいと思います。

ただ、全てを教えてもらうだけでは、「新しい知識」を深く定着させるのは難しい。
やはり、”自分で”考えることも大事です。

「新しい知識」を深く理解するには、教えてもらった道具を使って”自分で”考える

「教えてもらう」ことは理解のスピードを速めますが、どうしても受け身なので、「自分のものとして使えている」という確信に到るのが難しいです。

「新しい知識」を深く理解してモノにするには、自分なりに試行錯誤しながら使ってみることがどうしても必要です。

ただ闇雲に使ってもだめですが、先に専門家に教えてもらった”基礎的な知識”と”考え方”を使うことによって、より正解に近い形で試行錯誤することができます。

ただ人から教えてもらうだけでも、ひたすら自力で試行錯誤するだけでも上手くいかないので、両方をうまく使うことが大事だと思います。

私も、今回の税制改正大綱や会計基準の改正などの資料を読むときに使っているのは、大学受験で身につけた文章の読み方と、会計士試験で身につけた、税法や会計の”考え方”です。

これらを使って、自分なりに解釈したり、具体的に日常の業務の中で関わるところに当てはめたりして理解を深めるようにしています。

まとめ

新しい知識を深く理解するためには、専門家から教えてもらった”基礎的な知識”とその分野の背景にある”価値観”や”考え方”を道具として使って、”自分で”考える事が大事です。

おまけ

税制改正大綱の解説についてはタカジム(髙橋良和会計事務所)のHPで公開しています。



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