2015年春のラジオ改編 J-WAVE、Tokyo FM、Inter FM 首都圏FM編

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いよいよ3月が終わり、4月が始まります。ラジオの世界でも新しい番組が始まる季節です。なかなかリリースがなかった、FM局の番組改編情報ですが、いよいよ公開されました。

スポンサーリンク
自動サイズレスボンシブ

2015年春の首都圏FM局は、「大きく変わる」が第一印象です

先日、AM局の改編情報について記事を書きましたが、こちらは、長く続いてきた番組の終了によるインパクトはあるものの、全体としては、そこまで大きく変わることはないという感想でした。 
(参照:2015年春のラジオ改編 TBS、文化放送、ニッポン放送、首都圏AM編


ですが、FMは違います。 
「大きく変わる」という印象です。


何をもって「大きく変わる」と定義するかは、人によって違う思いますが、私が重視しているのは、


平日の帯番組の変更

週末のワイド番組の変更

※(パーソナリティ変更を含む)


の2点です。


念のため改編率(全体の放送時間に対する、新番組の放送時間の割合)も確認はしますが、それだけだと、頻繁に変更がある深夜の時間帯の番組変更も、局の顔になり得る昼間の帯番組の変更も、同じ影響にしかなりません。


できれば、新番組の”放送時間”だけでなく、番組ごとのインパクトも加味して考えたいので、上述の2点を重視することにしています。


この2つの観点から、首都圏FM局の改編状況を見てみると、大きな変化があることが分かります。


早速、見ていきましょう。

J-WAVE 2015年春改編の主役

スクリーンショット 2015 03 31 2 18 05


J-WAVEは、首都圏FM局の中で最も高い聴取率を稼いでいる、好調なラジオ局です。


直近の聴取率調査(2015年2月)を見ても、

スクリーンショット 2015 03 30 18 01 21


首位のTBSラジオには及ばないものの、それ以外の放送局に負けることはありません。


聴取率が好調なら、TBSラジオのように「変えない」選択をするのが定石だと思いますが、J-WAVEは積極的に、変化の道を選びました。

POP UP!   4月1日(水)9時〜

まずは、平日午前中の帯番組が変わります。 
パーソナリティは、かつて「PARADISO(金曜11時30分 現在も放送中)」のパーソナリティを担当していた岡田マリアさん。


2011年の6月にPARADISOを降板してから、約4年ぶりのJ-WAVE復帰になります。


J-WAVEの番組が選ばれる、大きな理由の一つは、

仕事の邪魔にならない


こと。


仕事のスタートにあたる、午前中は特にこの点が重要で、


・パーソナリティの個性が強すぎない

・情報はマニアックなものに偏らない

・選曲も激しすぎず、落ち着きすぎないもの


など、聞き流すことができて、良い意味で「聞いた後に何も覚えていない」というのが理想です。 
(TBSラジオの大沢悠里さんや、MBSの近藤光史さんの番組の対極です)


2015年3月まで放送されていた「I A.M.」もこの路線に沿ったもので、パーソナリティの藤原恵子さんも、忠実にその目的を果たされていたと思います。


細かい情報が公開されていないので、実際にはどうかは分かりませんが、聞いている限りでは、聴取率で他局に負けているということもなかったと推測します。


「I A.M.」を終了しなければいけなかった理由は、特に無かったと思いますが、2010年10月スタートから4年半と、ある程度時間が経ったこと、その反面、前番組の「BOOM TOWN」ほどには、リスナーからの力強い支持が得られなかったこと、などが挙げられるでしょうか。 
(とは言え、4年半続いたのですから、番組としては大成功です。なお、藤原圭子さんは4月1日から、FM Fujiで水曜16時からオンエア中の、「PUMP UP RADIO」水曜日のパーソナリティに就任されています)


そして、新しく始まる「POP UP!」。 
内容は始まっていないので詳しくは分かりませんが、グルメ、人、恋愛、旅、時事ネタ、などの最新情報と、ポップソングを中心に扱っていくようです。


特段、新しさもないようですから、路線としては、これまでの「仕事の邪魔にならない」「聞き流せる」に沿ったものになるでしょう。


それに加えて、岡田マリアさんは既に「PARADISO」で実績があり、ファンも多く、十分に計算ができるパーソナリティです。


番組は変わりますが、平日午前のテイストは変わりなく踏襲されそうなので、J-WAVEリスナーにとっても安心できる番組の変更になるのではないでしょうか。

ACOUSTIC COUNTY  4月1日(水)14時〜

平日の帯番組はもう一つ変わります。 
パーソナリティは坂倉アコさん。J-WAVEで番組を担当されるのは初めてです。


坂倉さんについては、よく存じ上げないのですが、FOXの番組でレポーターをされているようです。


2007年のミス・ユニバース・ジャパンファイナリストと言うことで、こちらの経歴で言うと、「PARADISO」を担当されている板井麻衣子さんと共通します。


板井さんは、初めてのラジオがJ-WAVEの「PARADISO」でしたが、2011年から順調にキャリアを積み、パーソナリティとして立派に活躍されています。


坂倉さんも、パーソナリティに選ばれた時点で、十分に力はあると思いますので、長く続く番組になるかどうかは、パーソナリティとしてのキャリアではなく、リスナーとの相性にかかってくるでしょう。


「ACOUSTIC COUNTY」のスタートに伴って終了するのが、レイチェル・チャンさんの「はじめましょう」でおなじみだった、「Gratitude」。


スタートが2014年の4月ですので、ラジオの平日の帯番組としては、短命に終わったと言うのが妥当です。


「Gratitude」のHPを開くと、いきなり、


「J-WAVEが”街づくり”を始めます」


と宣言されます。

スクリーンショット 2015 03 30 20 17 56
(出典:J-WAVE 「Gratitude」HP)


大上段からそんなことを言われてしまうと、


「お、おう…」


と返すしかないのですが、番組も同じで、オープニングから壮大な雰囲気で始まっていました。


サブタイトルには、「Ready for 2020」とあり、


「オリンピックに向けて、J-WAVEが東京をデザインしてあげます」


という意気込みで制作されていたようです。


「Gratitude」の同時間帯には、TOKYO FMの「シンクロのシティ」(月〜木 15時)があったのですが、こちらも番組のテーマが”街”。


奇しくも、同じテーマで2つの番組が競合する形になっていましたが、「Gratitude」の方が後から始まっているので、


「『Gratitude』が、『シンクロのシティ』にテーマをかぶせて、挑んでいった」というのが、より正確なところです。


「シンクロのシティ」が、街行く人の声をひろい、その人の思いに耳を傾けながら、同じ時代に同じ街で生きる人たちの間に、共感を生んで行く、のが狙いだったのに対して、


「Gratitude」は、未来の東京をデザインするために、海外の街へコールインして、ダイアログして、ピクチャーして、コラボする…、
(表現は番組HPからお借りしました)


つまり、何が言いたいかというと、同じテーマでも、表現の仕方は全く違っていたということです。


リスナーとしては、この対比が興味深く、楽しませてもらっていましたが、残念ながら、「Gratitude」は終了と言うことになりました。


何が良くて、何が悪かったか、というのは全く分かりませんが、「Gratitude」は、スポンサーの意向をかなり反映させて番組作りをしていたのではないかと推測します(色々なものを詰め込んで、頭でっかちになっていたような気がするので)。


J-WAVEもスポンサーのために、番組を制作して放送しているのですから、これはこれで何も問題はありません。 
番組としての役割は全うしたと言うことで、終了になっただけでしょう。


新番組は「ACOUSTIC COUNTY」。


まさか、「”街”の次は、”国”作りだ!」と言うことはないでしょうから、おそらくは、「Gratitude」の前番組で、人気の高かった「RENDEZ-VOUS」に回帰するような番組になるのではないでしょうか。


どんな番組になっていくか、本当に楽しみです。

JAM THE WORLD  月〜金 20時〜 現在放送中

JAM THE WORLDは、サブタイトルにある「ニュースを読み取り感性を伝える」の通り、FMには珍しい時事・報道番組です。


2001年からスタートしていますが、その後、TOKYO FMの「TIME LINE」、NACK5の「夕焼けSHUTTLE」(現在は終了)、BAY FMの「ANSWER」(現在は終了)、といった、この番組のフォロワーと目される番組が登場していることから、影響力の大きさが窺えます。


もちろん、現在も放送中ですが、パーソナリティの交代、しかも、5人のうち、1度に3人が交代ということになりましたので、取り上げることにしました。


残留する2人のパーソナリティも曜日移動があるので、「誰と誰が交代になった」という直接の関係は分かりませんが、4月からの体勢を確認しておくと、

スクリーンショット 2015 03 30 22 40 24
(敬称略)


このような並びになっています。


番組開始当初から担当されていた野中さんが退任されるのが、大きな変更と言うことになるでしょうか。


ニュースや時事問題を扱う番組は、パーソナリティの個性が強く反映されることが多いので、各曜日の色は少なからず変わるものと思われます。

SMILE ON SUNDAY 4月5日(日) 9時〜

週末のワイド番組にも変更があります。 
SMILE ON SUNDAY は、現在も放送中ですが、パーソナリティの変更です。


2015年3月までは、リアド慈英蘭さんが担当されていましたが、4月からは、「Gratitude」を担当していたレイチェル・チャンさんが担当することになりました。


レイチェル・チャンさんは、「RENDEZ-VOUS」→「Gratitude」とJ-WAVEの平日午後を8年続けて担当されてきたので、ファンも多く、


「Gratitude」の終了には惜しむ声が多く聞かれたのですが、週末1日とは言え、J-WAVEで声を聞くことができると言うことで、長く聞かれているリスナーにとっても、朗報でしょう。

J-POP Saturday   4月4日(土)15時〜

土曜日の午後に始まる新番組は、J-POPを中心に扱う音楽番組です。


パーソナリティは、2015年3月まで「ZAPPA」を担当していた、落合隼亮(おちあいしゅんすけ)さんと、2015年3月まで「SMILE ON SUNDAY」を担当していた、リアド慈英蘭さん。


この、”玉突き人事”感は何とも言えないものがありますが、パーソナリティが一人の番組が多いJ-WAVEに、音楽番組で二人のパーソナリティを置くというのは珍しいケースです(おしゃべりの苦手な著名人と、仕切るのが上手なパーソナリティの組み合わせのトーク番組などは、ままあります)。


お二人の掛け合いが、どのように発展していくかで、番組の面白さが変わってくると思います。


お互いの良さが引き立ち合うような、面白い掛け合いで、人気番組になるよう期待しています。

TOKYO FM  
開局45周年のメモリアルイヤーで積極的な入れ替えも、インパクトは小さめ

スクリーンショット 2015 03 31 2 19 36


TOKYO FMは、今年が開局45周年で積極的な番組の入れ替えを行っています。


ただし、該当するのは、平日の夜や、週末に展開している、週一回の30分番組が中心。


そのため、インパクトの大きさから考えると「そこまででもないかな」という印象です。


そんな中でも、注目すべき番組をいくつか見ておきます。

ADVENTURE OF SOUNDLAND   
  4月3日(金)23:30〜

タイトルだけでは何の番組か想像するのが難しいと思いますが、「ディズニーが公認しているラジオ番組」と言うと、興味を持たれるのではないでしょうか。


内容は、音楽があふれる「SOUNDLAND」を舞台に、ユニークなキャストが冒険を繰り広げる、ドラマ仕立ての音楽番組。


これだけでは、説明として不十分ですが、ディズニーが制作した映画を思い出してみると、何となくイメージがわいてきます。


とはいえ、映像のない中で音楽と物語だけで展開していくのは、なかなか難しいはず。


どのような番組に仕上がっているのか、早く聞いてみたいです。

TIME LINE   月〜木 19時 現在放送中

J-WAVEの「JAM THE WORLD」のところでも触れた「TIME LINE」です。


現在放送中の、時事・報道番組ですが、パーソナリティの変更があります。 
しかも、すべてのパーソナリティが交代ということで、番組の色も大きく変わることに。


変更の内容は、次の通りです。

スクリーンショット 2015 03 30 23 48 23
(敬称略)


水曜担当の”ちきりん”さんは素顔を出さない設定なのですが、番組のHPなどで、どのように対応されるのか、少しだけ気になります。

未確認LOCKS!   4月4日(土)22:00〜

番組スタートから、今年で10年を迎える、TOKYO FMの若者向け人気番組「SCHOOL OF LOCK!」。


番組では毎年夏に、10代限定のロックフェスを開催してきました。 その名も、


閃光ライオット


このフェスからは、現在、プロとして活躍するたくさんのアーティストが生まれました。


・Galileo Galilei

・Brian the Sun

・ねごと

・OKAMOTO’S(出演時は前身の 「ズットズレテルズ」)

・PAGE

・片平里菜


初めて音を聞いた時は、みんなアマチュアだったのですが、アマチュアとは到底思えないクオリティの楽曲と演奏で、驚いたのをいまでも覚えています。


毎年、多くの才能を輩出してきた閃光ライオットですが、2014年夏をもって終了。


このまま、10代限定のロックフェスが幕を閉じるのかと思われましたが、2015年2月、後継フェスとして「未確認フェスティバル」を開催することが、番組内でアナウンスされました。


そして、この「未確認フェスティバル」までのプロセスを中心に据えた番組として、始まるのが「未確認LOCKS!」です。


「SCHOOL OF LOCK!」で「未確認フェスティバル」を追いかけつつ、さらに詳しい情報を「未確認LOCKS!」で流すという位置づけになりそうで、


特に、音源の紹介などで、「SCHOOL OF LOCK!」で一部を流し、「未確認LOCKS!」で長めに紹介する、といった分担がなされるのではないかと思います。


番組内での一つのイベントで、もうひとつ番組を作れてしまう(社内で企画を通せてしまう)、「SCHOOL OF LOCK!」のパワーの大きさを感じます。

アポロン   月~木 13:00〜 現在放送中

現在も放送中のアポロン。 
パーソナリティも今までと変わらず、齋藤美絵さんが担当しますが、番組の内容が変わるようなので、取り上げました。


番組の主要企画として、美容・グルメ・旅行など女性の関心が高い“8つの”シュミカツ(趣味活)”をスタートするということです。


「番組内容の変更」の情報を見たとき、思い浮かんだのが、アポロンの前番組、「シナプス」でした。


「シナプス」は当初、ニュースや音楽を題材に、パーソナリティのやまだひさしさんがトークを展開する、バラエティ番組だったのですが、スタートから2年半が経過した2012年の7月に、いきなり、番組の内容を、クイズ番組に変更。


その後、アシスタントを加えるなどの変更を経て、翌年3月、番組終了になったのです。


アポロンの番組内容の変更が、どのような意図で行われたのかは、知る由もありませんが、少し気になるところです。

INTER FM  衝撃の2014年秋改編から半年。 
       おだやかな春を迎えることになりました

スクリーンショット 2015 03 31 2 22 27


昨年秋に大きな改編を行ったINTER FM。
(この時の改編についてはこちらで記事にしています。参照:”2014年秋のラジオ改編(首都圏FM編)”


平日朝、昼の帯番組を一気に終了させて、大きな衝撃を与えたINTER FMですが、それからまだ半年しか経過していないと言うことで、今回の改編では、小幅な変更に留まっています。


INTER FMはあまり積極的に情報を出す局ではないので(人員の問題も大きいと思います)、改編情報を拾うのも大変です。


そんな中でも、動きがあったものを、すこしだけ見ておきます。

終了番組  
  「Bob Dylan’s Theme Time Radio Hour」 
  「The Worldwide 60 with Gilles Peterson」


番組の終了がアナウンスされた2つの番組です。


この2つは、海外で制作された番組を買ってきて、流しているという点で共通しています。


INTER FMでは、このような海外の番組をタイムテーブルに組み込んでいることが一つの特長。


この2つの番組は終わりますが、今後も海外の番組を流すというケースはあるでしょう。

The Dave Fromm Show  月〜金 18時〜 現在放送中

「The Dave Fromm Show」はINTER FMの看板番組。 
タイトルの通り、デイブ・フロムさんがパーソナリティの番組です。


現在放送中で、パーソナリティも番組内容も変わりませんが、
放送時間が少しだけ変更されます。


3月までは、平日(月〜金)の19時からだったのが、 
平日(月〜金)の18時から、に変更されます。


この変更自体は小さいことなのですが、これによって、番組間の流れが改善されるのが、大きな違いです。


2015年の3月までは、18時から19時の間に、ただ音楽だけを流す番組「InterFM Music Mix」が入っていたのですが、これだと、15時から18時まで放送されている人気番組「Ready Steady George!!」からの良い流れが、一旦途切れてしまいます。


それが、今回の変更で、


15時〜18時 Ready Steady George!! 
18時〜20時 The Dave Fromm Show


と途切れることなく、番組が続くので、「InterFM Music Mix」によって離脱していたリスナーが、そのまま残るという効果が期待できます。


この流れは、同時間帯の、Tokyo FM「Skyrocket Company」、J-WAVE「GROOVE LINE Z 」にも影響があると思いますので、その点でも、注目すべき動きです。


INTER FMで気になるのはこれくらいでしょうか。 
現在のタイムテーブルが気に入っているリスナーの方には、穏やかな春と言えるでしょう。

まとめ

今回の改編で注目するのは、J-WAVEです。 
平日帯のプログラムがどう変化するか、非常に楽しみです。

<おまけ>
「Fm yokohamaとNACK5とbayfmはどうなんだ?」と思われている方もいらっしゃると思います。 
情報はチェックしているのですが、未確認の部分も多いので、もう少し時間をいただいて、情報の確認ができてから、改めて記事にする予定です。

スポンサーリンク
自動サイズレスボンシブ
自動サイズレスボンシブ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする