「”意見の違い”はあって当然だよね」と思った話

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プロのサッカー選手が、次のシーズンにどのクラブに所属するかは、
本人にとってはもちろん、ファンやサポーターにとっても大きな関心事です。

なので、現所属クラブと契約更新するにしても、移籍するにしても、
次のシーズンの所属先が決まったら、コメントを出すのが恒例です。

昨日、サガン鳥栖に所属する豊田陽平選手が契約更新のリリースがあり、
同時にコメントも発表されたのですが、それを読んだ人の反応は様々で、考えさせられることがありました。

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藤田選手、水沼選手の移籍と豊田選手の契約更新

サガン鳥栖は、佐賀県の鳥栖市にあるプロサッカークラブです。

2000年代は、経営陣の無法ぶりに振り回され、
J1昇格はおろか、とてもサッカーなどできる状態ではない所にまで
追い込まれていましたが、

現場の頑張りが実を結んで成績が上がるようになると、
それに呼応するようにクラブも成長。

ファン・サポーター、スポンサーが少しずつ増えて行き、
2014年には、J1の18チーム中11番目の予算を持つクラブになりました。

地方のクラブでありながら、クラブを大きくしつつ
J1に3年連続で残留させているのはスゴいことです。

そんな、サガン鳥栖を代表する選手が、
豊田陽平選手。

「名古屋→山形→京都」とわたり歩いて、2010年に鳥栖に加入。
ここで才能が開花して、主力として活躍。
2014年には、日本代表に招集されるまでになりました。

名実ともに鳥栖の顔になっている豊田選手ですが、
これほどの実力になると、毎年他クラブへの移籍の噂が絶えません。

ファン・サポーターだけでなく、おそらくはスポンサーも、
「豊田選手の契約更新がどうなるか」を気にかけているのですが、
今年もサガン鳥栖との契約を更新しました。

オフィシャルサイトで契約更新のリリースがあったのですが、
そこに豊田選手のコメントもあり、なかなか面白い内容でした。

スクリーンショット 2016 01 12 15 37 58
(出典:サガン鳥栖 オフィシャルサイト)

一部抜粋しますが、

キャリアの半分以上をこの小さな街のクラブで過ごすことに
なんの後悔もありません。

ここで成長することも、てっぺんを取ることも
不可能ではないと思っています。

(出典:サガン鳥栖 オフィシャルサイト 全文はこちらから読むことができます)

このような発言がありました。

これだけだと、「熱さの伝わる良い文章だなぁ」と思うくらいですが、
実は、この部分は移籍していった藤田直之選手と水沼宏太選手の
コメントを意識したものじゃないか、と言われています。

藤田選手と水沼選手の発言は次のようなものでした。


(出典:藤田直之選手のツイッター)

もっと高みを目指していきたいと思います。リーグ戦、カップ戦、天皇杯、ACL全部てっぺん取りに行きましょう!!

(出典:FC Tokyo official web site 全文はこちらから読むことができます)


藤田選手の「居心地の良さが自分の成長を妨げているのではないか」
水沼選手の「てっぺん取りに行きましょう!!」

を知っていると、豊田選手のコメントは、
この部分に対する「豊田選手なりの考え」と読むことができますよね。

私は「豊田選手、コメントにも気が利いてるなー」と感心して、
面白く感じたんですよね。

まさに、和歌の世界の”返歌”じゃないですか!

空気を読みすぎて何も言わないのは違う

中には、豊田選手のコメントが藤田選手と水沼選手への”皮肉”
と捉える人もいるようですが、それはどうなんでしょう。

同じ環境で練習して、同じチームでプレーしても、
そこで感じることは1人1人違って当然です。

藤田選手が「居心地の良さが自分の成長を妨げている」と
水沼選手が「別の場所でてっぺん目指したい」と
豊田選手が「ここで成長して、てっぺん目指したい」と
感じても、何ら不思議はありません。

同じ映画や音楽でも、同じ感想にならないのと同じです。

むしろ、こう言ったやりとりに過敏に反応する感覚の方が、
心配になってしまいます。

単なる意見の違いに過ぎないのに、感情的な対立や相手への攻撃と受け取って

「そう言うのやめた方がいいよ」

という雰囲気になってしまうのは、何か窮屈ですよね。

上手く言えませんが、空気を読みすぎて、周りの反応が気になりすぎて、
「波風立てる発言は悪」という考え方に陥ると、

すべてが遠慮がちになり”本音”や”本当のところ”が伝えられず、
お互いのことがますます分からなくなってしまうような気がするのです。

”事実”が「攻撃」と「意見の違い」を分ける

もちろん、身勝手に相手を攻撃する誹謗中傷などは論外です。
「自分の考えを伝える」こととは全く意味が違います。

「身勝手に相手を攻撃すること」と、
「自分の考えを伝えること」を
隔てるのは事実に基づくかどうかだと考えています。

事実が何かについて明らかにした上で、その事実についてどう考えるかを伝えるのは、
「自分の考えを伝えること」。

事実が何かを検証しないままに、自分の考えだけを伝えるのは、
「相手への攻撃」になる可能性が高いです。

共有できる明かな”事実”に基づいた”意見の違い”なら、
どんどん発言することで、有意義な意見交換になると思います。

”意見の違い”と”誹謗中傷”を一緒にして、何も言わなくなるのは、
もったいないので、臆せず発言しましょう。

まとめ

”事実”に基づいて、自分の考えを伝えましょう。
その方が、きっと楽ですし有意義です。

おまけ

FM802で「Radio Crazy」のライブ音源がかかりまくってました。
やっぱりレディクレはいい。1度行ってみたいです。

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