「オリジナルの”基礎”」でスキルを学ぶ 腑に落ちる形で理解して”基礎”を広く使いましょう

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新しいスキルを習得するとき、最も大事になるのが”基本”です。わたしもこれまで、バスケ、学校の勉強、資格試験、ラン、料理、PC、その他様々なスキルを身につけてきましたが、最初に習い迷ったときに立ち返り何度も繰り返し練習してきたのが”基礎”でした。ですが、”基礎”は最初に教わったままの状態でずっとそのままではありません。いつの間にかオリジナルなものになっています。

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”基礎”は直感的に分かって、どこででも使えてなんぼ

私が”基礎”を教わるときに意識しているのが、「どれだけ広く使えるか」と言うことです。はじめて習う分野について教わるときに、先生から「ここが基本になるからよくおさえておくように」などと言われることがあります。ですが、今までに何度も「”基本”って言われてもよく分からないなぁ」と思うことがよくありました。教える人の力量もあると思いますが、教科書もしくは指導要領をそのまま読んでいるだけのような感覚を持ちました。

その一方で、初期の学習段階から「ここが”基礎”!」というポイントをしっかり指摘してくれて、最後まで使える”基礎”を教えていただいたこともあります。

公認会計士試験に出題される会社法を教えていただいた時です。当時は思うように勉強が進まなくて、テストの成績も芳しくなく、コメント欄に「基礎が理解できていません」と記されるような状態でした。「簡単に言うけど、じゃ、”基礎”って何だよ!」と心の中で激しく反論していました。その時習っていた先生があまり上手ではなく、正しいけれど生徒の理解を促すような講義のしかたではなかったのです。そこで、思い切って別の先生の授業を受けることにしました。

その先生は”基礎”の講義については”基礎”となる考え方を分かりやすく教えてくれる先生でした。生徒を初心者と考えてかんで含めるように言葉を選んで伝えてくれたのです。その講義の中で、
「会社法の問題を考える時は関係者(会社、取引先、第三者)の権利保護と会社の本質である利益の追求の2方向を意識しなさい。両者の利益のバランスを考えることこそ会社法の試験が求めている回答です」
ということをおっしゃいました。これが会社法を克服するきっかけとなった”基礎”を教えてもらった瞬間でした。

それまでは、基礎と称して会社法の各論をさらっと教わっていたに過ぎず、中途半端でむしろ混乱していました。それが先述のような直感的に理解できてかつ本質をつくポイントを指摘してもらったことによってどの分野を習うときにも”基礎”を中心にして理解を広げていくスタイルができ、会社法全体の理解が大きく進むことになったのです。

”基礎”と言っても結局、直感的に理解できるものでなければ実践では使えませんし、広く使えなければそもそも”基礎”の条件を満たしていません。”基礎”と言われて「重要!」と思うだけでなく、その内容が自分の中で消化できて腑に落ちているのかどうかを見極めることも大事です。ばんやりした状態の”基礎”には何の威力もありません。「”基礎”っていわれても曖昧でよく分からないなぁ」と感じている方は、その分野に精通している別の先生、他の書籍、優秀な友人など今までとは違う教え方をしてくれる場を求めましょう。

教えられた基本も教えた人の手が加わった”基本”

”基礎”の重要性は今も昔も変わらず感じていますが、その中身は教わったものをそのまま一言一句変わらずに残しているわけではありません。もちろん教わったままが自分にとって一番分かりやすいという場合はそのままですが、大概は自分の考えの癖や経験したことなどを通じて自分なりのアレンジが加わっています。

先ほどの会社法の話にしても元々先生がおっしゃった内容はもう少し詳しかったのですが、その中から試験ですぐに思い出せるように覚えやすい形に私が抜粋したものです。

以前、”基礎”と言うものはシンプルなものだから完璧に覚える(教えられたことを、そのまま身につける)べき、と思っていたことがありました。「何も考えずそのまま覚えろ」と言い切る指導をされる方もいらっしゃいます。ですが、自分にとってしっくりこないもは身につきにくいですし、身につきにくいものは使いづらいので、せっかく広く使えるはずの”基礎”の価値が小さくなってしまいます。

それでは”基礎”を習う意味が半減してしまいます。そこで、私は教わった”基礎”と呼ばれるものも、そのままの状態で受け入れるだけではなく、自分が理解しやすい(身につきやすい)形にして吸収することにしています。

たとえば、キーボードのタッチタイピング。本やソフトではホームポジションを中心に、どの指でどのキーをタッチするかを教えてくれますが、私はそれだけではなく自分なりに意識するポイントを付け加えて覚えていました。
一番下の列に移動したときは、左右の人差し指が「『C』と『N』」のキー、一番上の列に移動したときは、左右の小指が「『Q』と『P』」のキー、など自分が苦手としている列と指については強く意識するように”基礎”の形を変えていました。

言ってみれば「オリジナルの”基礎”」で最初に習った”基礎”の形からは外れているので、何か問題が出てくるような気もします。ただ、よく考えてみれば最初に教わった”基礎”ですら、教えた人の手が加わった”基礎”のはず。教えた人なりに理解しやすい形として行き着いたものなのですから、絶対に変えてはいけないというものではありません。むしろ、自分の理解しやすい形、自分にとってしっくりくる形、にすることの方が”基礎”の本質である「広く使える」ことにつながるので、「オリジナルの”基礎”」こそあるべき姿と言えるでしょうう。

”基本”から脱するときに気をつけていること

とはいえどんな形でもオリジナルにしてしまえば良いというわけではありません。最初に習った”基礎”がどうしてその形になっているのかをよく理解している必要があります。

たとえば、よくあるのがスポーツを習うとき。コーチから「腕を大きく振る」など体の動かし方を指摘されることがあります。これについても「どうして腕を振るのか」の理由(「疲労してきたときに足の力だけでなく上半身を含めた全体の動きを使って走る動作を促すため」など)が分かっていなければ、単に自分にとって楽な形や今まで通りの形を「オリジナルの”基礎”」としてしまいます。そうではなくて、その目的を失わないで自分の中に定着させる手助けとなるような「オリジナルの”基礎”」に変えていくためには、そもそもの目的を理解していることが条件になるのです。

”基礎”の中身が分かった上でオリジナルに向かわないとただの我流になってしまい、基礎が持っている効果が全く発揮できなくなってしまうので注意しましょう。

まとめ

”基礎”を身につけるのは腑に落ちる形で理解して、実践で広く使えることが重要です。そのためには基礎の目的を外さないような「オリジナルの”基礎”」を自分なりに見つけることが有効です。
<おまけ>
埼玉県のゆるキャラ「コバトン」がやせてしまう!と、ゆるキャラファンを心配させています。愛くるしい今のスタイルでおなじみになっているのにダイエットの必要があるのかどうか。
どうやら軽快な動きの「ふなっしー」に対抗するためのようですが、方向性を間違えている気がします。デザインを担当されるバナナマンの設楽さんにもプレッシャーですし、今のままでいいんじゃないでしょうか。

Eyecatch25Oct
(ゆるキャラ界では知名度の高いコバトン。今のスタイルで十分愛されています)

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