2015年10月度ラジオ聴取率調査結果発表! 「TOKYO FMの地固め」「文化放送の苦戦」の姿が見えてきました

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2015年10月19日(月)から行われた関東圏のラジオ聴取率調査の結果が公開されました。小さいながらも、変化の兆しは見えてきました。

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局別の聴取率
「TOKYO FMの地固め」「文化放送の苦戦」の兆し

2015年10月19日(月)から行われた、2015年10月度のラジオ聴取率調査。

(こちらの記事でも扱いました)


その結果が公開されましたので、見ていくことにしましょう。
まずは、局別の聴取率からです。

TBSラジオが1位を獲得 14年4ヶ月連続の首位

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(出典:TBSラジオHP ニュース&トピックス)

前回(8月)調査との比較です。

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TBSラジオ1位は今月も変わらず
これで、14年4ヶ月連続の1位獲得となりました。


聴取率も圧倒的で、関東圏に限れば「1%越え」ができるラジオ局はTBSラジオだけ。
他局は全く勝負にならない状況が、ずっと続いています。

1位のTBSラジオもそうですが、それ以外もほとんど変化はありません
J-WAVEが0.7%で2位、ニッポン放送が0.6%で4位、NHK第一が0.5%で6位と、
前回調査からの変化はありませんでした。

ただし、TOKYO FM、文化放送についてはちょっと事情が違います

文化放送には苦戦の兆候が

文化放送は0.6%で、前回調査から0.1%下落。
これだけ見ると、変化とは言い切れません。

ですが、昨年から今年にかけての調査結果の流れを見てみると、違った傾向を見てとることができます。

スクリーンショット 2015 11 30 18 32 21

文化放送の聴取率調査の結果は、「聴取率0.7%、順位2位」が定位置で、J-WAVEと2位を分け合うというのが通常でした。

聴取率の推移を見てもらえれば分かるように、この数字は2014年度は全く動いていません。

ところが、2015年度に入ると、6月そして今回と0.6%を記録。
少しずつですが、聴取率は下振れしていて、この水準で定着しそうな傾向が見て取れるのです。

後で、番組別聴取率トップ10に触れますが、文化放送について言うと、1番組も入っていませんでした。

もちろん、1つの番組だけで局全体の聴取率が変化する訳ではありませんが、それでも、局の看板になる番組に強さがないという事実は、少なからず局全体の聴取率に影響を与えているはずです。

平日の帯番組、ハッキリ言うと「大竹まこと ゴールデンラジオ」が、文化放送の聴取率を引っ張ってきていたのは事実なので、ここがもう1度勢いを取り戻すか、それ以外の帯番組の聴取率が伸びるかがないと、苦戦が続くかもしれません。

TOKYO FMは、聴取率0.7%、順位2位の地固め

一方で、聴取率が上振れして、そのまま定着しそうなのが、TOKYO FMです。

こちらも前回調査とは変化のない聴取率0.7%の2位なのですが、前年度と比較してみると、

スクリーンショット 2015 11 30 18 34 36

こちらは、0.7%を記録することがあるものの、基本的には0.6%で4位が定位置でした。
ところが、今回は前回に続いて0.7%を記録。
これまで連続して0.7%を記録することがなかったので、そろそろこの数字で地固めできそうな勢いです。

番組別聴取率トップ10でも、1番組は確実に入ってきていますし、
局全体の番組構成もバランスが取れていて聞きやすいので、この結果には納得です。

番組別聴取率 TBSの新番組がランク入り

続いて、番組別の聴取率です。
具体的な聴取率は公開されていないので、トップ10の順位だけになります。

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局別の聴取率が圧倒的なので当然と言えば当然ですが、10番組中7番組がTBSラジオという、1強ぶりが発揮されていますね。

それでもいくつかの変化を見て取ることができます。

「ナイツのちゃきちゃき大放送」が堂々8位にランクイン

10月の改変で最もインパクトが大きかったのが、TBSラジオの土曜朝の顔、永六輔さんの「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」の終了。

24年半という長い歴史を持つ番組が終了した後を引き継いだのが、
土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」でした。


スクリーンショット 2015 10 19 6 50 08

(出典:TBSラジオ公式HP)


番組がスタートして4回目が、聴取率調査の該当週になってその結果が注目されていましたが、見事トップ10入りを果たしました。

「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」はトップ5に入るのが当たり前だったので、それに比べればまだまだとも言えますが、あれだけ強い存在感を放ってきた番組の後を引き継いで、この結果は素晴らしいです。

実際の放送でも、落ち着いた進行と軽妙なおしゃべりで、どの世代の方でも安心して聞くことができる、土曜の朝にふさわしい番組になっていて、高聴取率も納得の結果です。

これからさらに番組の存在が浸透してくれば、より高い順位も見えてくるでしょう。

「マイあさラジオ」(NHK第一)が、いよいよ朝の定番に

NHK第一の「マイあさラジオ」が6位に入ってきました。

前回の調査は2位で、今回は6位。
順位は下げましたが、前回が初のトップ10入りだったことを考えると、「リスナーへの浸透」と言う意味で、連続してトップ10に入ったことに大きな意義があります。

やはり、「順位が多少変わっても、連続して入ってくる」「ランク外になってもすぐに戻ってくる」というのは、リスナーから厚い支持を集めている証拠ですから、間違いなく底力があるんですよね。

「マイあさラジオ」は平日の朝5時から8時の放送で、今回4位に入っているTBSラジオの「森本毅郎・スタンバイ!」と同時間帯の放送なのですが、

民放の気忙しい番組構成の対極にあって、穏やかで落ち着いた雰囲気を好むリスナーのニーズを掴んでしっかりと数字を残しているようです。

これまで、NHK第一のこの時間は「ラジオあさいちばん」を放送していて、
「マイあさラジオ」は今年の春にスタート。
初めは認知度が低かったせいでしょうか、4月6月の調査ではトップ10に入っていなかったのですが、ここにきて2回連続でトップ10に入ってきました。

これから新しい朝の定番として、定着していきそうです。

「垣花正 あなたとハッピー」がトップ10に

ニッポン放送から久しぶりにトップ10入りです。
平日朝8時から放送中の「垣花正 あなたとハッピー」が8位に入ってきました。

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(出典:ニッポン放送HP  AMらしいテイストのタイトルとヘッダー写真。これで正解です。)


久々ではありますが、ニッポン放送でここに入ってくるのは「あなたとハッピー」くらい。


前回ニッポン放送の番組でトップ10に入ったのが今年の2月調査だったのですが、その時も「あなたとハッピー」でした(順位は9位)


同時間帯には、今回の調査で1位だったTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」が放送されていますから、そこに割って入って行けるのは、かなり高い実力を持っていると言うこと。

毎回ではないものの、年に2回はトップ10に入ってきているので、今後もニッポン放送を引っ張っていく番組になるでしょう。

「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」が
 ”土曜14時”へ放送時間を変更

毎回当たり前のように高聴取率をたたき出し、AM勢と互角に戦っている「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」。

今回も堂々6位に入ってきました。
今年は番組20周年、福山さんの結婚と大きな話題が続きましたが、そんなこととは無関係に、常に高聴取率を獲得しているのが、この番組のスゴさです。

(「Talking F.M.」については、こちらの記事でも扱っています)

聴取率についても話せることは色々あるのですが、今回はそれよりも放送時間変更の話を。

12月から、「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」は放送時間が、
土曜14時からに変更されるのです。

現在の日曜16時の枠には、「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピークローバー!」が入ることになっています。

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(出典:TOKYO FM HP)

個人的には、この変更に賛成できません
現在のTOKYO FMの日曜午後は、番組の並びが非常に良いからです。

「山下達郎のJXグループ サンデー・ソングブック」から始まって、
「スカパー!日曜シネマテーク」につなぎ、
「福山雅治のSUZUKI トーキング F.M.」に続くという

この流れが、日曜午後のゆったりした雰囲気とよく合っていて心地良いんですよね。

特に、「サンデー・ソングブック」から「 トーキング F.M.」への流れは、多くのリスナーにとって馴染み深く、”日曜日”を強く感じさせてくれる、いかにも「TOKYO FM」な構成で、
しかも聴取率の観点からも大きく成功しているところなんです。

もちろん、各番組の実力があってこその聴取率ですが、少なからずこの流れに沿って聞いていたリスナーは存在しますし、2つの番組の相乗効果で互いの聴取率に好影響を与えていると考えられます。

なのに、”ももクロ”って…。

ももクロは今年からSUZUKIのCMに出演しているようですので、おそらくは、スポンサーの意向が強く働いた結果の、番組編成だと思いますが、
これ、ももクロにとっても「トーキング F.M.」にとっても、TOKYO FMにとっても、スポンサーのSUZUKIにとってもあんまり良い結果につながらないような気がしてなりません。

放送時間の変更は、聴取率に微妙に影響するものですから(深夜放送のテレビがゴールデンタイムに移って勢いをなくしていくのをイメージしてみて下さい)、TOKYO FMもスポンサーのSUZUKIもトクしませんし、「トーキング F.M.」も放送時間を浸透させるのに時間がかかります。

ももクロは何一つ悪いことはありませんが、「トーキング F.M.」を押しのけて番組を始めるわけですから、「トーキング F.M.」リスナーにとって印象が良いはずがありません。

スポンサーあっての放送局なので、事情は分かりますがこう言った形での放送時間の変更は、やるべきではないでしょう。

まとめ

2015年10月度の聴取率調査は、小さな変化の中に新しい兆候を見出すことができました。
番組別では新番組「ナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ)の躍進が印象に残りました。

おまけ

関西圏、中京圏のラジオ局は、今日からラジオ聴取率調査が行われています。
以前は年4回だったのが、年2回になったために、各局ともかなりの熱の入れようです。
ほとんどの番組で、お金やプレゼントをばらまいたり、その週にしかやらない特別企画を行ったり、ゲストを呼んだりで、普段とは違うよそ行きの仕様になっているのは感心しません。
関東圏と同じように年6回調査にして、普段通りの番組を流していればいいと思っています。
そうしないと、「番組作りのために、本当に役立つ情報」が得られないと思うんですよね。
この点は、テレビの視聴率調査を見習うべきだと思います。

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