2015年12月度中京圏ラジオ聴取率調査 「ZIP-FMの強さ」「CBCラジオ・東海ラジオのAM2局の苦戦」が明らかに

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2015年12月14日から12月20日にかけて行われた、
「中京圏ラジオ聴取率」の結果が発表されました。
CBCラジオ、東海ラジオのAM2局が苦戦する結果になりました。

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中京圏の聴取率調査

中京圏の聴取率調査は、1年に2回

中京圏の聴取率調査は、6月と12月で1年に2回だけ。

関東圏は2ヶ月に1度、偶数月に行われるのていて1年で計6回ですから、
関東圏に比べると1回の調査が持つ意味が、非常に大きいと言えます。

「年2回しかない」ということは、各回の聴取率調査の結果が、
4月と10月に行われる番組改編に直接影響しますから、
各局の力の入り様はかなりのもの。

番組に割り振られた予算を”ここぞ!”とばかりに投入して、
リスナーへのプレゼントや特別企画などを充実させています。

中京圏で聴取率を公開しているのはZIP-FMだけ

中京圏のラジオ聴取率調査は、ZIP-FMだけがデータを公開していて、
当ブログ「近日出荷」でもZIP-FMのデータを使わせてもらっています。

聴取率調査のデータはほとんど公開されていない中で、
毎回の調査結果をしっかり公開するZIP-FMの姿勢は、素晴らしいです。

テレビの視聴率を考えると分かりますが、
メディアに関する数字は、Yahoo!ニュースで取り上げられたり、
TwitterなどのSNSでも話題に上るなど、多くの人が興味を持っている情報の1つです。


ラジオの聴取率も広く公開することで、ラジオに関心を持つ人を増やせれば
影響力を増すことができますから、ラジオのマーケット拡大に貢献するはず

各局の事情はあると思いますが、もっと積極的に聴取率のデータを
公開することで、多くの人をラジオに巻き込むことを考えるべきだと思います。
(リスナーだけでなく、広告を出したい会社を増やすことにもつながります)

「1位の局が2つ?」 中京圏の聴取率には問題点も

中京圏のラジオ聴取率は、現在ZIP-FMがトップを維持しています。
ですが、これはZIP-FMが公開したデータに拠る場合です。

前回の調査については、
ZIP-FMが「聴取率総合1位」を宣言する一方で、
CBCラジオも「聴取率総合1位」を宣言するという、
ちょっとよく分からない事態も発生しています。


(この点についてはこちらの記事で扱っています)


同じ期間の、同じビデオリサーチ社による調査で、
このような違いがあるのは、どんな事情があるのか気になる所です。

今回の調査については今のところ(2016年1月27日現在)、
CBCラジオからリリースがないので、どうなるか分かりませんが、

何らかの情報が公開された場合は、この記事で追記していきます。

聴取率調査結果 全日

それでは、調査結果を見ていきましょう。

先述の通り、データの信頼性については議論がありますが、
これまでの継続性、公開情報が他に無い点を考慮して
今回もZIP-FMのデータを使わせてもらうことにします。

ZIP-FMが1位を獲得

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(出典:ZIP-FMオフィシャルサイト 「ZIP-FM SALES INFORMATION」)

今回までの推移です。


Throgh the day
(出典:ZIP-FMオフィシャルサイト 「ZIP-FM SALES INFORMATION」)

1位は前回に引き続きZIP-FMが獲得しました。

聴取率も前回から0.1%上昇して他局を大きく引き離し、
今回は「1強」の状況を作っています。
このままZIP-FMが独走しそうな勢いですね。

CBCラジオ、東海ラジオのAM2局が苦戦

続いて、2位、3位はCBCラジオと東海ラジオと続きます。


スクリーンショット 2016 01 27 13 12 01

順位こそ前回と変わりませんが、
CBCラジオ、東海ラジオはともに数字を落としてしまいました。

特に、CBCラジオは一気に0.2%落として1.3%

全日の聴取率はなかなか変化しないものですので、
0.2%の変化は非常に大きな変化です。

前回までは、トップを走るZIP-FMに追いつこうかという勢いだったので、

スクリーンショット 2016 01 27 13 36 30


この結果はCBCラジオにとってかなり厳しいものとなりました。

今回の失速の原因を解明して、来たるべき6月の調査での巻き返せるよう、
4月の改編に力を入れなければいけません。

今はトップを争うと言うより,2位3位争いに巻き込まれかねない状況にありますので、
まずは、この悪い流れを断ち切ることを優先して考えるべきでしょう。

一刻も早く数字を引き上げて、ZIP-FMの独走に歯止めをかけてもらいたいところです。

もう1つのAM局、東海ラジオも数字を落としたラジオ局です。
(CBCラジオ、東海ラジオは昨年の10月からFM放送も始めているので、AM、FMの区分は不正確ですが、
分かりやすさを優先して従来通りのAM、FMの区分を使っています)

東海ラジオは、調査を重ねる度に聴取率が下落する傾向にあって、
今回もその流れは止められませんでした。

聴取率は0.1%下落して1.0%

それまで4位にいた@FMに並ばれて同率の3位となり、
ついに、中京圏3位の座から転落する寸前にまできてしまいました。

スクリーンショット 2016 01 27 13 40 36


東海ラジオのこの傾向は非常にまずいです。
結果が出るまでに時間はかかるかもしれませんが、もう一度番組編成を考えて、
巻き返しを図る必要があります。


後ほど時間帯別の聴取率でも触れますが、各時間帯とも下落傾向にあるので、
そろそろ大きな変化が必要なタイミングかもしれません。

@FM、RadioNeoは変化なし

@FM、Radio Neoは前回から変化がありませんでした。

スクリーンショット 2016 01 27 14 26 42

ただし、先述の通り、@FMは聴取率で東海ラジオと並び、
順位は3位に上昇。

@FMは聴取率が安定していて、既存のリスナーから高い支持を得ていると予想されます。

前回やっと聴取率に明かりが灯ったRadio Neo(旧INTERFM Nagoya)。
今回も0.1%ですが数字を刻むことができたので、まずはこれを維持して、
少しずつ認知度を上げていきたいところです。

東京の「INTERFM897」とは違う、RadioNeo独自のプログラムも始まっているので、
地元に根ざした番組で、局全体を引っ張っていくようになると理想的ですね。

今後に大いに期待しています。

聴取率調査結果 時間帯別

つぎに時間帯別の聴取率です。

午前:7時から12時

スクリーンショット 2016 01 27 14 38 19

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ZIP-FM、@FMのFM2局が0.1%伸ばしましたが、
それよりも気になるのはCBCラジオの落ち込み

いきなり0.3%もの数字を落としてしまっているのですが、
「ここまで極端に落ちるかなぁ」と言うのが率直な感想です。

CBCラジオのこの時間帯は、

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

つボイノリオの聞けば聞くほど

で、そこまで大きくリスナーが入れ替わるような番組ではないと思うのですが
(リスナーが定着しているということですね)、ここまで数字が変化したのには
どんな事情があったんでしょうか。

気になるところです。

午後:12時から18時

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この時間帯も「ZIP-FMが数字を伸ばし、CBCラジオが下落する」傾向が見て取れます。

この時間帯のCBCラジオは

北野誠のズバリ

丹野みどりのよりどりっ!

の2番組。

「北野誠のズバリ」は、CBCラジオの中でも看板になりつつある存在で、
今最も勢いがあると言っても過言ではない番組です。

今まで順調に数字を伸ばしてきたのですが、
ここにきてここまで大きく数字を落とすとことは、ちょっと考えにくい。

午前中の流れが、そのまま午後の番組にも影響していると言うことでしょうか。

夜間:18時から24時

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この時間帯でもAM2局が大きく数字を落としているのが目に付きます。

これは毎年起こることで、”ナイター中継の有無”が原因で、
AM局で「6月が高く12月は低い」のは珍しくないのですが、

東海ラジオについては、前年度同月(2014年12月)の水準(0.4%)を下回って
今年は0.3%

CBCラジオは前年同月と同じ水準を維持していますから、
同じ季節変動でも、東海ラジオの下落はより深刻なものとして考えるべきです。

ナイター中継のある6月の聴取率も少しずつ落ちていますから、
この時間帯の番組編成を今後の課題として捉えるべきでしょう。

まとめ

2015年12月度の中京圏ラジオ聴取率調査は、
ZIP-FMの圧勝と、CBCラジオ・東海ラジオのAM2局の苦戦という、
明暗がハッキリ別れる結果になりました。
特にCBCラジオは、全体の聴取率が高い”午前”と”午後”の時間帯で、
数字を大きく落としていたのが気になります。

おまけ

(FM局と比較して)相対的に予算が大きく、
FM放送が始まって受信できるチャンネルも増えたAM局が、
聴取率で苦戦しているのは意外でした。

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